第二十二話 《花の日》4,5 エースside ページ24
ゴール・D・エース
これが本当の名前だ。かつての海賊王の息子にして、鬼の子と言われ続けたこの俺に、ようやく家族と呼べる仲間ができた。
この白ひげ海賊団は俺にとって最高の家だ。
そして....。
コンコンコン、ドアをノックすると中から柔らかい声が聞こえる。
A「はい、どうぞ。」
ドアを開けるとそこには美しすぎる美女がいた。
この美女こと、A。
女神と呼ばれ、医療船(モビー・ディック号の隣にくっ付いてる船)ではなく、このモビー・ディック号に女性で乗ることを許されている唯一の女性にして、この白ひげ海賊団のマドンナだ。
発端はこの白ひげ海賊団に入って少しの頃、まだ俺が白ひげを親父と呼んでいなかった時の話だ。
詳しくは省略するが、このAは頑なに家族を拒んでいた俺に家族を教えてくれた女だってことは言える。
つまり、あれだ、その日のうちに惚れちまったってことだ。
単純だが、惚れるにはそれでいいんだ。
そんな俺は詰めるようにAの居る調合室へ入り浸るようになった。
そんなある日の事だった。昨日、女達に厨房が占拠されて大騒ぎだったが、今日も今日とて男達が騒がしい。
そんな中サッチの姿が目に入った。
エース「なんでんな格好してんだ、サッチ?」
サッチ「ん?知らねぇのかエース、そっか、お前西の海側出身じゃねぇんだ?」
エース「あぁ、その西の海のなんなんだ?」
サッチ「《花の日》だよ!女が好きな奴に菓子を配る日だ!んで明日は俺ら男達は、花を返すんだよ!」
より詳しく聞けば、親や親友、家族にも感謝を込めて送ったりするんだとか。あんまり女達は親父にしか渡さないらしいのだが、ごくたまに、女達は乗組員の男達に焼き菓子を送る時があるらしい。
焼き菓子を送られた男達は、送ってくれた女性に花を返す。なお、複数いる時は、本命だけに返すんだとか。(滅多に複数いる場合はないらしい)
そのために、オシャレをするのだとか。
エース「で?貰えたのか？」
サッチ「聞くなエース。世の中聞いていいことと悪いことがある。それに、まだ花の日は始まったばかりだ。」
必死な形相で言ってくるので、頷いてしまった。
すると隣の医療船からモビー・ディック号に上がってきた女達が俺を呼んだ。
ナース達「「エース!!ちょっと来てくれない?」」
5人程のナースの女達
サッチ「チィｯ!行けよコノヤロウー!」
と背を押された
エース(Aも、もしかして今日くれたり....。)
少しの期待くらい、いいよな?
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やの - え、は、話も面白くてえ、え、絵もう、上手いだと…!? (2022年8月11日 21時) (
レス) @page17 id: 089d078fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!応援の言葉、励みになります！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年9月24日 15時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - とても読みやすく、文章表現が私好みです！たまに出てくるイラストなどもとても上手ですね！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - 宝石星さん» ありがとうございます!参加させていただきました！よろしくお願いします！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
宝石星(プロフ) - 参加ありがとうございます！一つ一つの描写がとても丁寧で、すごく読みやすいです！更新、頑張ってください！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミアプラ | 作成日時：2020年7月9日 15時
