第十九話 《花の日》2 ページ21
《花の日》当日。
朝から男達はいつもと様子が違かった。
サッチはいつものリーゼント頭が今日に限ってはリボンが巻かれている。
何故だろうか、お世辞にも似合っているとは言いづらい。
ナミュール(サメの魚人で8番隊隊長)は元々ブランド物が好きだが、今日はいつもに増して、不思議なブランド物を身につけている。(高そうだ)
他のみんなもほとんどがそうだ。身なりに気をつけている。
だと言うのに、
A(みんな無視して白ひげに向かって歩いてるし...。なんか可哀想だな...。)
そう、そんな男を置き去りにし、白ひげ、エドワード・ニューゲートに向かってツカツカと歩いている。
(私もその中に紛れている。)
歩いていくと甲板の奥にどっかりと座る白ひげの姿が見えた。
女達「「「親父!(お父さん、父さん)どうぞ！」」」
白ひげ「グラララ...。おうおう、置いてけ！花はねぇがな。ありがとうよ、娘達。」
一斉に声を合わせて言った。
そんな中私は
A(え!?一斉に言うの!?出遅れたんだけど!??連絡くれよ！てか合図あった!?)
完全に出遅れた。
流れるようにみんな並び白ひげの手元に置いていく。
慌てて私もその列に並ぶ。
白ひげ「ん?今年はAもくれるのか、グラララ!」
A「どうぞお義父さま。些細な物ですが...。いつもありがとうございます。無理なさらないでくださいね。」
白ひげ「グラララ、俺を誰だと思ってる、白ひげだぞ！グラララ!」
白ひげは着いている管を揺らしながら笑って見せた。
私はそれに【深窓の令嬢の微笑み】と【聖母風の心配】を同時に発動。
柔らかい笑みを浮かべながら手渡した時、後ろからどっと騒ぎが起きた。
コソコソと何か男同士で囁い合っている。
気になるが、ここからでは聞こえない。
ロナ「それじゃあA!私はちょっと行く所あるから!Aもあげるなら頑張ってね!」
A「えぇ、頑張ってくださいねロナ!」
こうゆう応援は好きだ。
友人が恋愛のために頑張るのを見ると、こう...胸に来るものがある。
A(さてと...関わりたくはないが、ここで逃げたら作ったマカロンが無駄になってしまう。)
作ったのはマカロン。
アーモンドパウダー,卵白,グラニュー糖,ジャムを使い作った。
箱はなかったので、薄紙に1つずつ包んで紙袋に数個ずつ入れた。
大量生産した(作りすぎた)ので、みんなに配るつもりだ。
A(よーし、気合い込めて配るわよー!)
この行動が問題だった、と気づくのは後だった。
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やの - え、は、話も面白くてえ、え、絵もう、上手いだと…!? (2022年8月11日 21時) (
レス) @page17 id: 089d078fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!応援の言葉、励みになります！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年9月24日 15時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - とても読みやすく、文章表現が私好みです！たまに出てくるイラストなどもとても上手ですね！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - 宝石星さん» ありがとうございます!参加させていただきました！よろしくお願いします！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
宝石星(プロフ) - 参加ありがとうございます！一つ一つの描写がとても丁寧で、すごく読みやすいです！更新、頑張ってください！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミアプラ | 作成日時：2020年7月9日 15時
