第十三話 目覚め2 ページ15
エースは白ひげの姿を認めると、振り上げた拳をゆっくりと下ろした。
白ひげは、ガツンガツンと大きな足音を鳴らしながらエースに近づくと大きな手のひらを、エースの頭の上に置いてぐいっと押した。
白ひげ「息子、これは実力不足じゃねぇ。判断不足だぁ。グラララ。頑張ってこれならいいが、後悔は少ない方がいいぞ。」
最後に(帽子が勢いで外れて後ろにぶら下がっている)エースの頭を撫でた後、私に近づいてきた。
白ひげ「A良くやった。それでこそ俺の娘だ。グラララ....」
ひとことだったがそれで心が暖かくなった。恐怖で固まっていたらしい肩の力もようやく落ちた。
A(なんていう安心感)
その時だった。ザァザァ〜!と大きな波と共に船が近づいてきた。
あの船はカリブー海賊団の船だ。
ヌマブー号がやって来た。
その甲板にはカリブーの弟のコリブー(一味もいる)。
異名は返り血のコリブー。ぽっちゃりとした体型で、他の部下もぽっちゃりだ。(頭の緑色はよく見るとカメレオンらしい)
コリブー「兄助ぇ、来たよー!」
目を回していたカリブーが慌ててその船に向かって叫んだ。
カリブー「おぉ、弟よォ!兄ちゃんはここだァ！」
こっちを顧みることなく、そのまま走ってヌマブー号に乗り込んだ。
A(はっ!?ざっけんな!)
白ひげはその船に向かって(グラグラの実の能力者)気持ち大き目に海を揺らす。
白ひげ「二度と来るなぁ。新星、よく覚えとけぇ、俺の子供に手を出せばどうなるか！」
ドオンっと酷い音を立てて海が1部ひっくり返ったその波に飲み込まれ船(ヌマブー号)が半分沈んでいる。
マルコ「おい、サッチたち、ナース達を医療室に運ぶの手伝ってくれ。エース、後でゆっくりとこいよい。」
白ひげも何も言わずに戻っていく。
マルコがこっちを見て小声で言ってきた。
マルコ「Aも....。エースを頼む。疲れてるだろうが、お前ならたぶんいいと思うよい。」
A「私は大丈夫ですよ。分かりましたナース達をお願いします。(えぇ....。まじかよ...。)」
私も小声で返した。みんなチラチラとこちらを見ながら帰っていく。なら私も連れて行ってくれ。
A(はぁ...、仕方ない、エースと話すか...。)
おそらくマルコは私(元の持ち主)が慰め上手だと知っているらしい。
調合室へ慰めて貰いたいと多くの人が来る。(と言う記憶がある)
エースを見ると、しゃがみこんで帽子を深くがぶっていた。どうやら落ち込んでいるらしい。
とても分かりやすい人だ。
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やの - え、は、話も面白くてえ、え、絵もう、上手いだと…!? (2022年8月11日 21時) (
レス) @page17 id: 089d078fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!応援の言葉、励みになります！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年9月24日 15時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - とても読みやすく、文章表現が私好みです！たまに出てくるイラストなどもとても上手ですね！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - 宝石星さん» ありがとうございます!参加させていただきました！よろしくお願いします！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
宝石星(プロフ) - 参加ありがとうございます！一つ一つの描写がとても丁寧で、すごく読みやすいです！更新、頑張ってください！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミアプラ | 作成日時：2020年7月9日 15時
