第十二話 目覚め ページ14
息が出来ない。
目の前が暗くて、体はぐちゃぐちゃとした泥がおおっている。
泥の中には、他の女性の達が見える(気がする)
みんな気絶しているようだ。
なぜ私だけ起きてしまったんだ。辛い。
A(ん...?なにか声が....。)
何やら熱い物が降ってくる。
A(炎!?)
炎をまとった拳が落ちた。
そこにあった泥は水分を無くして土のようにボロボロと崩れた。
何やら声が聞こえた途端、目の前に漂っていたロナが泥の腕に掴まれて引き上げられそうになるのが見えた。
A(盾にするつもりだ....!)
この体の人物の大切な友人だ。傷つけるわけにはいかない。
慌ててロナの腕に捕まった。
泥が体を包んで息が出来ないし、目が痛いが、そんな悠長なことは言っていられない。
外の光が目を掠めた。どうやら空き樽に入っていたらしい。夕日が見えた。
今目の前で炎の拳がロナを右に殴ろうとしている。
エースの顔は驚きに変わったが、もう遅い。
A「いけないっ!!」
朦朧とした意識を何とか呼び覚まし、掴んでいたロナの腕を後ろに引いた。
その際自分の体が前のめりになったが、拳を免れるた
めに、顔を右後ろに背けるように首を捻った。
その時に左の頬に熱い線がとおったが、そのまま気にせずに後ろに落ち行くロナの体を抱きとめたまま倒れ込む。
空き樽が傾いて草の上に転がった。
ドチャッ
マルコ「A! エースっ、突っ込むな！!」
エース「なっ!!A...!?」
驚いたのは2人だけではなかった、
カリブー「!?!?、何故意識がある!?息を止めていたのか！?」
A「ロナ達を離してっ!!...エースッ!マルコッ!ロナ達を!」
とっさに、この子助けてって言ってしまった....。
A(いや、私を助けて欲しい！って言い忘れた！)
無理やりロナを腕から外して思い切り外に逃がす。(転がした。)
泥がまたドロドロと体を包み込む。
カリブー「危ないねぇ、今度こそおやすみ...。っ!?」
エース「火拳っ!」
ガっと音をたてながら泥の水分を全部吹き飛ばし、樽を割った。樽から4人の女性が出てきた。泥はついていない。どうやら泥はカリブーの体の一部らしい。
その勢いのままカリブーの顔に一発。
勢いが収まる頃には、マルコがエースの腕を掴んでいた。もう一発と振り上げた拳をマルコが止めたらしい。
マルコ「親父がきたよい、止まれエース。決着は着いた。」
後ろを向けば白ひげ、エドワード・ニューゲートがいた。
第十三話 目覚め2→←第十一話 救出 2 (エースside)
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やの - え、は、話も面白くてえ、え、絵もう、上手いだと…!? (2022年8月11日 21時) (
レス) @page17 id: 089d078fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!応援の言葉、励みになります！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年9月24日 15時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - とても読みやすく、文章表現が私好みです！たまに出てくるイラストなどもとても上手ですね！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - 宝石星さん» ありがとうございます!参加させていただきました！よろしくお願いします！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
宝石星(プロフ) - 参加ありがとうございます！一つ一つの描写がとても丁寧で、すごく読みやすいです！更新、頑張ってください！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミアプラ | 作成日時：2020年7月9日 15時
