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付き合ってからは時間さえあれば色んなところに行った

カフェに水族館、映画も見にいった。

普通のカップルと同じことがしたいっていう

ジミンさんからのお願いで。








それも、私がやめとこうって言えばよかったんだと思う

でもその瞬間はやっぱりすごく楽しくて

今日が終わって欲しくないって毎回思ってた。






何事もなく数ヶ月が過ぎて

ジミンさんが初めて私の家に遊びにきた






「お邪魔します」

『どうぞ〜、』

「家具とか全部揃えてるんだね、綺麗」






普段誰かを呼ぶってわけじゃないけど

家具は色を統一しておいてよかった…

いつもなら脱ぎっぱなしの部屋着も

今日はちゃんと畳んでしまってある。






『今飲み物入れますね』

「ありがと、」

『………』

「、なに?」

『座っててください、、』

「えー、せっかく一緒にいるのに」






キッチンまでついてきて何か用事かと思ったら

私の腰に手を回してお茶を入れるのを見てる





「俺運ぶよ」






テレビの前に置いてあるテーブルに飲み物を置くと

ここ座ってもいい?とすぐ側のソファを指差して聞いてくる

いつもと違ってちょこんと座る姿に

思わずふふっと笑ってしまう







「そろそろ敬語やめてよ

あとさん付けもだめ、」

『ジミ、ン、』

「ん、かわいい、笑

俺ももう呼び捨てで呼ぶね」







こんな関係になれるほどの人間じゃないのに。

自分が幸せになっていくほど

どんどん罪悪感が募っていく。

仕事も辞めちゃって新しい自分になりたい

そしたら罪悪感は消えるのかな。

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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時

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