* ページ2
.
「大手の事務所はやっぱでかいな〜」
うちの会社とは大違いだ、とパンを食べながら笑う先輩。
まず比べるものが桁違いすぎるのよ。
とりあえず張り込みに行くぞ!と言われ車で事務所の近くに止まる。
もう少ししたら出てくるはず、なんて
どこで手に入れたかわからないスケジュールが
書いた紙を見ながら言う。
「………
ほら,出てきた出てきた、」
『あ、あの人がターゲットのジミンさんですか?』
「そう、やっぱ遠くから見てても目立つな、かっこいいわ」
私たちが見てる視線の先には、
暗い髪の色に大きなサングラス。
距離があるのに芸能人オーラがすごい。
会社から出る前にターゲットを決めたのだけど、
なんでジミンさんになったかなんて理由は単純で。
「ジミンってやつ、俺個人的に好きでさ、
あんなかっこいいのに全然スキャンダル出ないんだぜ!
好きなやつの嫌な部分を見たいからジミンにしよう!」
って、、。
『先輩って変わってますよね』
「そうか?褒めるなよ」
『全然褒めてないんですけどね』
「褒め言葉にしか聞こえない、
そんな俺に案がある、Aは指示通りに動けば完璧だ」
だなんて言うから…!
「……っあ、」
目の前にはすごく驚いた顔のジミンさんと
コーヒーが服にかかって香ばしい匂いになった私。
234人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時