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「大手の事務所はやっぱでかいな〜」





うちの会社とは大違いだ、とパンを食べながら笑う先輩。

まず比べるものが桁違いすぎるのよ。




とりあえず張り込みに行くぞ!と言われ車で事務所の近くに止まる。




もう少ししたら出てくるはず、なんて

どこで手に入れたかわからないスケジュールが

書いた紙を見ながら言う。






「………

ほら,出てきた出てきた、」


『あ、あの人がターゲットのジミンさんですか?』


「そう、やっぱ遠くから見てても目立つな、かっこいいわ」





私たちが見てる視線の先には、

暗い髪の色に大きなサングラス。

距離があるのに芸能人オーラがすごい。




会社から出る前にターゲットを決めたのだけど、

なんでジミンさんになったかなんて理由は単純で。





「ジミンってやつ、俺個人的に好きでさ、

あんなかっこいいのに全然スキャンダル出ないんだぜ!

好きなやつの嫌な部分を見たいからジミンにしよう!」




って、、。




『先輩って変わってますよね』


「そうか?褒めるなよ」


『全然褒めてないんですけどね』


「褒め言葉にしか聞こえない、

そんな俺に案がある、Aは指示通りに動けば完璧だ」







だなんて言うから…!









「……っあ、」





目の前にはすごく驚いた顔のジミンさんと


コーヒーが服にかかって香ばしい匂いになった私。

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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時

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