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.TH side








「もしもーし、ちょっと今話せる?」






あれから丸一日経ったけど

ジミンの不機嫌さは治らない

きっと連絡も取ってないんだろうし…

そろそろちゃんと話して欲しいんだけどな。






1時間後にあのコーヒーショップでって

Aちゃんと約束して待つ、

来たのはすごく目を腫らして顔色が悪いAちゃんだった。







「…大丈夫?じゃないよね」

『自分の詰めの甘さに呆れてます、』

「ジミニから連絡は?」

『…全く来てません、私、、どうすれば、』






ぽたぽたと綺麗な目から

大粒の雫を流しながら下を向く

辛いよね、そうだよね

大切な人の大切な人がこんなになってるのを見て

俺もすごく辛いんだよ、







「俺がなんとかするから、泣かないで」






なんとかするなんて言っても

これからどうするかなんてなにも考えてないけどね

でも、見てるだけじゃダメだと思った、




まだ冷めないコーヒーを握ってた手で

Aちゃんの手を包む

その手はすごく冷たくて…、






「大丈夫、大丈夫だから」





ただただ安心させる言葉しかかけれない自分が悔しい。

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作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時

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