* ページ36
.
『会って話したいことがあるの』
ジミンに電話をかけてワンコールで出たあたりを
考えると多分休憩中か何かだったのだろう
いつも事務所に行くときは休憩中な気がして
少し運がいいかも、なんて思ってみる。
けど今の状況はそのずっと運が
良かったことへのツケが回ってきたみたいだ。
ジミンは“わかった”の一言だけ。
事務所の入り口で待っててくれるみたい
声のトーンが少し落ちてたから
もしかしてもう話を聞いちゃったのかもしれない
すごく謝らないといけないのに
何から話せばいいのか思いつかない。
どこから謝ればいいんだろう?
素直に話してジミンはどんな気持ちになるんだろう。
私だったら…なんて余計なことまで考える
「A、、走ってきたの?笑」
『だって、大事な話だから、!』
あれ?割と普通?
“俺もあるけど、先に話して”って言うから
『私たちのこと、写真撮られてたみたいで、』
「…」
今考えるとほんとに馬鹿だなって、
よく考えればすぐわかることなのに
気が動転しててそこまで考えることが
できなかったんだと思う。
「それ、なんで知ってるの…?
関係者だけしか知らないことだと思うんだけど、、」
234人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なるま | 作成日時:2021年9月1日 17時