それでも好き (ページ6)

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『私できるよかもって思ったものは

とことんやらないと気が済まなくて』

「はは、俺も同じような考えしてるよ」

趣味の話題から話が広まって

この話になったんだけど

ジミンさんと私って似てるねって、

「Aちゃんとほんと話がよく合う気がして

今日はすごく楽しい」

『ジミンさんてほんと話し上手ですね』

「……ヒョン、飲みすぎないでくださいね」

私とジミンさんが話してる途中

ずっと暗い顔をしてるジョングクさん、

女の子私だけだから2人の相手をしないといけないのに

どうしても片方に寄ってしまう、

もう一人女の子呼んでほしい…

『私だけだとつまんないと思うんですけど

もう一人女の子呼びますか？』

「ううん、十分楽しいよ」

『褒め上手ですね〜、ジョングクさんは？』

「…ヒョンがいいなら、」

なんとも言えない歯切れの悪い返事に

少し違和感があったけど

きっとジミンさんの方が年上だし気を遣ってるんだとしか

その時は思わなかった。

「そうだ、この後飲みに行かない？

もう少し話してたいから」

ジミンさんの優しい声に何も疑わずに

一つ返事で“はい”と答えた自分が恥ずかしい。

「俺も話したいから行きたいです」

そんな風には見えなかったジョングクさんが

少し食い気味に話に入ってきた。