それでも好き (ページ4)

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『なんで、私なんですか…』

「好きな子選んでいいよって言われたから」

今私が喋ってるのはBTSのジミンで、

でもちゃんと人間なんだ…とも思ってしまう。

てか女の子って全然オーナーと相談してないじゃん！

好きな子選んでねって言われて

じゃあこの子でって言ったらその子着く感じなの

めちゃめちゃそこら辺のお客さんと変わらないし。

「嫌だった？」

『全然！むしろ嫌じゃないのかと、』

「俺が指名したのになんで嫌って考えになるの」

いちいち優しく笑わないで欲しい

なにも思ってないけどイケメンの笑顔は心臓に悪い

「可愛いと思ったから指名した」

『、私がですか？』

「うん、だから仲良くして欲しいな」

夢でも見てるんじゃないかってくらい

不思議なことが起こってる気がする。

「ヒョン〜お待たせしました〜」

息を切らしながら入ってきた

スラッと背の高い男の人、この人もアイドルなのかな

飲み物を準備しているときに目に入ったタトゥーで分かった

…ジョングクじゃん、

今年でもう何十年分かの運を使った気がする

もう誰か私と交代して欲しい、