それでも好き (ページ27)

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次の日出勤するとリアさんは居なくて、

あれ？休みだっけ？

シフトを確認すると名前自体に

線が引いてあって違和感が残る

よく理解しないまま待機所に行くと

そこにいた子達がギョッとした顔でこっちを見る

「Aちゃんちょっと」

ここの店で割と仲良くしてくれる子が呼んでる

どうかした？って聞くとあのね、って話始めてくれる

「リアさん今日からもう来ないみたいなの、

それはAちゃんがリアさんのお客様と

付き合ってるからだって一部で言われてて」

『何その話、』

みんな凄い想像が膨らむんだなぁって感心してしまった

お客様に色恋営業ならまだしも

ほんとに付き合うなんて事は

どこのお店も滅多にない事だと思う

『絶対ないから安心して』

「…ですよね！」

私の言葉を信じたその子はきっと

自分の周りには私がこう言ってたって広めてくれるんだろう

それから何ヶ月かは何事もなく、

ジミンさんやジョングクも度々きて

私を指名してくれるから

店の中で一位を争うくらいの立ち位置に付けた。