それでも好き (ページ30)

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“「え！ジミニヒョン自分から話したの？」”

『うん、酔ってたからかなぁ』

“「いや、きっとヌナには知ってて欲しいから

話してくれたんだと思う」”

気づけばジョングクはいい相談相手になっていて

私たちはお互い敬語なしで話してる

たまたまジョングクがレッスンの休憩に

電話をかけてきたことから始まって

話を聞いてもらってる

『ごめんね、いつも私の話ばっかりで』

“「全然、ヌナがそれで気持ち軽くなるなら

いつでも聞くからね」”

『ジョングギ〜〜〜なんて優しい子なの〜』

“「ヌナにだけだよ」”

ジョングクもたまに意味深なことを言ってくる

でも私に対して女として舐めてる態度をとるわけでもなくて

なんなら尊重してくれてる感じがして

変に勘違いしてしまう時がある

今だってそう、

けどこんな冗談言うわけないし、

“「なんで黙るの、え、通話切れた？」”

『…ううん！ちゃんとまだ繋がってるよ』

“「よかった、切れちゃったかと思った

もう少し話してたいんだけどヌナ時間ある？」”

『あるけど、その言い方、なんかさ、』

“「気あるみたいに聞こえるって？笑」”

『、うん、だめだ最近自惚れちゃう』

“「ヌナ素直だね、笑

俺は気あるけどね、…あジミニヒョン呼んでるから行かないと」”

またね！って勢いよく言うから

私もまたねしか言えなくて、

本当は話聞いてくれてありがとうとか言いたかったんだけど

ていうか気あるって、そういうこと普通に言う？

そんな人に私相談してたなんて思うと

申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちで

心臓がドキッとして痛くなる

あんまり考えると次会う時に

どんな顔して会えばいいか分からなくなっちゃうから

できるだけ考えないようにしないと。