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数十分後、晶哉からLINEが来た。
晶哉「さっき話してた子ってこの子？」
写真付きで送られてきた。まさに写真の中の人と同じだ。
『そうそう！この人』
晶哉「小島健くんやって」
『小島健くんね、晶哉ありがとう！誰に聞いたん？』
晶哉「色んな人に聞きまくってたら小島くんと同じ中学校やった子がおってん」
『え、もう他校の友達できたん？』
晶哉「え？うん」
晶哉に負けてしまった。かなり悔しかった。
晶哉「笑笑はやく友達作りや笑」
『うん.......』
こうして私は小島くんに傘を返すことができるようになった。
次の日、ちゃんと傘を持ったか確認をして家を出た。
貸してくれたお礼として、お菓子も一緒にあげるつもりだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
電車に乗って何個か駅を過ぎると、晶哉が乗ってきた。
『おはよう』
晶哉「おはよ〜、朝からお菓子持ってどうしたん」
『小島くんに傘貸してもらったからその感謝を込めてお菓子買った』
晶哉「そういう事ね笑小島くんのクラスどこか知ってるん？」
『あ、やらかした...』
晶哉「ちゃんとそれも聞いたで、5組やって」
『晶哉ほんま神やな。ありがとう』
晶哉「オーバーやなー笑」
久しぶりに晶哉と色々な話をした。晶哉は頭がいいから中3の時もたくさん相談にのってくれて、勉強も教えてもらった。
『マジで合格ギリギリやってん、友達もおらんし3年間やっていけるかな』
晶哉「大丈夫やって、友達全然出来んねんやったら俺の所来たらいいし」
『いや〜それは晶哉が可哀想かなって』
晶哉「変なところで優しさ出すなよ笑」
『あ待って、小島くんおる』
晶哉「クラスいかんで良くなったやん、今行ってき」
『うん、じゃあまた！』
晶哉「また〜」
そうして晶哉とわかれた。
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作者名：ももこ | 作成日時：2023年3月15日 18時
