I want you ページ1
"いつか、僕と結婚してくれますか"
その言葉だけが、頭の中に響いてる
JN ｢い、今のは…えっと
婚約の予約？みたいな…
だからい、今すぐにってわけじゃ…！｣
口数が増えて、珍しくあたふたしているみたい。
｢…ジェノ！｣
涙の膜で、視界が段々とぼやけていく
それが悟られないように広い胸に抱きつくと
JN ｢っうわ！｣
驚きながらも、しっかりと受けとめてくれる
心地よい温かさに涙が出そう。
｢わっ私がいつか…ジェノのお嫁さんになるの…？｣
JN ｢ん、嫌？｣
…ちょっと意地悪な目をして、私の頬を撫でるの
なによ、嫌なわけがないじゃない
｢い、嫌なわけない…嬉しいの
今日…っ泣いてばっかりみたい…｣
JN ｢だから、アメリカ行っても
俳優とかラッパーとかと浮気しないでねって｣
｢歌手ならOK？｣
JN ｢…はぁ｣
ガクッと肩を落としたジェノ
さすがに申し訳なくなってきて
顔を覗き込む
｢…い、ほんとに冗談だってば…ん｣
頬を優しくおさえられて、深いくちづけ
JN ｢…今のは悪ふざけしたAへの罰です｣
そう言って、いつものように柔らかく笑う
私の大好きな笑顔。
｢…ジェノと一緒にいてすごく幸せだよ
こんな私の事…好きになってくれてありがとう｣
本人は目の前にいるのに、恥ずかしくて俯いてしまう
なかなか面と向かって言うのは照れるな
鼓動が速くなっていくのがよくわかる
JN ｢…ダメだ可愛すぎる
襲いそう。マジで｣
｢ちょ、そんなとこで喋んないで…って｣
耳元に寄せられた唇に、どうしても反応してしまう
JN ｢…我慢できなさそう｣
熱い吐息を感じて
こっちまでそういう気分になってしまう
するっと、大きな手のひらが背中を撫でた
JN ｢ずっとAに触れないとかかなり無理｣
｢……ヘンタイ｣
JN ｢ここも、ここも、……全部俺の｣
目元、頬、顎…と、唇が降りてきて
たくさんの独占欲が散りばめられていく
消したくない、その愛の証
｢…我慢しないでよ｣
JN ｢え、｣
｢……だから、我慢なんてしないで｣
自分から誘うことなんてなかったから
一気に体温が上がってく
｢…なんでもいいから…いっぱい愛して｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
稟(プロフ) - きららさん» ありがとうございますすごく嬉しいです！、これからも楽しく書き続けます^ - ^ (2021年1月23日 9時) (
レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 前もコメントさせていただいたんですけど(何回コメントするんだよって感じですよね笑)ほんとにこのシリーズが大好きすぎてずっと読み返してキュンキュンしながら続きが出るのを楽しみにしてます！！(^-^)次も楽しみです！ (2021年1月22日 1時) (レス) id: c6db1fa1ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽこ | 作成日時：2021年1月18日 0時
