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護衛三日目 私達は無事に高専結界内に到着した
理「これで一安心じゃな！」
黒 「…ですね」
「理子ちゃん、一緒に沖縄楽しめてよかったよ」
五 「二度とゴメンだ ガキのお守りは」
そう言って、五条先輩は無下限を解いた
…あんなに楽しんでたくせにね
「…？」
その瞬間、私の背後にゾクリとした悪寒が走る
五「…A、」
先輩が私の身体を力ずくで突き飛ばす
その時既に、刀は五条先輩の身体を突き抜けていた
「…っせんぱい」
五 「問題ねぇよ
術式は間に合わなかったけど内蔵は避けたし
その後呪力で強化して刃をどこにも引かせなかった
だから今は天内優先、アイツの相手は俺がする」
「でも」
…もしもあなたが帰ってこなかったら
その考えが頭を過ぎれば
今泣いている暇はないのに、視界は潤んで
五 「泣いてんじゃねぇよA
……また後でな」
大きな手のひらが私の頭を撫でてくれる
かってないほど、優しい声だった
………ずるいよ
”後” なんて
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
高専最下層 薨星宮 参道
理子ちゃんは天元様との同化を拒んだ
夏 「帰ろう 理子ちゃん」
夏油先輩が手を差し伸べた時、謎の発砲音がして
どさっと彼女は床に倒れた
夏 「なんでお前がここにいる」
甚 「なんでって…あぁ、五条悟なら俺が殺した」
一瞬で世界が真っ暗になった様な気がした
もう光も音も何も、私には届かない
どんなに意地悪でも自己中でも
その中には必ず優しさがあって
無愛想で可愛くない私を、たくさん笑わせてくれた
そこが好きでたまらなかったんだ
…でも、言葉にして伝えられなかった
夏 「A、悟を探しに行ってきてくれないか
今ここで君を戦わせたら後で私が何されるか分からないからね」
その表情に、ぐっと胸の奥が締め付けられる
みんなそうやって簡単に自分を犠牲にして
夏 「早く行け！」
私はもう二度と大切な人を失いたくない
夏油先輩…どうかご無事で
その場に背を向けて、私はエレベーターへ走った
エレベーターに飛び乗った後
首元のネックレスに願う
…お願いだから誰も死なないで
私は五条先輩の言葉を信じる
”また後で”
そう言ってくれたあなたを信じる
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稟(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます！ほのぼの短編集だったはずがだんだんシリアスになってきました爆笑 (2021年4月3日 22時) (
レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年4月3日 9時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこ | 作成日時：2021年3月28日 1時
