愛の在処 ページ37
JN ｢…てことで、膝枕お願い｣
わんこスマイルで懇願される
その表情にはいっつも弱いんだよなぁ…
｢えぇ……｣
私がしぶっていると
太腿にどさっとジェノが乗っかってきて
JN ｢んー、Aの太腿気持ちい｣
｢何それ、太いってことじゃん
そんなことを言う人には膝枕してあげません｣
JN ｢ごめんって、
じゃあおやすみ＿＿＿＿＿＿＿＿｣
そう言って、ジェノはすぐに寝てしまった
目の下には酷いクマがあって
どんなに彼の苦労を物語っている
アイドルらしい、傷んだ髪の毛をそっと撫でた
｢辛かったら…無理するんじゃないよ
私が助けるから…｣
助けるなんて言っても、私にできることなんて
そばにいることくらいしかないけど
こうしてちょっとずつ、お互いを
支え合って生きていけたらいいな
ふわっとジェノの前髪を持ち上げて
小さなキスを落とした
愛してるよ、世界中の誰よりも
JN ｢…A｣
しっかりと目を開いているジェノ
｢え、起きてたの｣
JN ｢好きな子にキスされたら起きるに決まってる｣
そう言って優しく頭を撫でてくれるから
あなたの沼から抜け出せない
｢なんか私も眠くなってきちゃったなぁ｣
JN ｢じゃあもう2人でちょっと寝よ、
絶対ベット狭いと思うけど笑｣
結局2人でぎゅうぎゅうになって布団にくるまって
ジェノの胸板に顔を埋めた
｢んふ、いー匂い｣
JN ｢Aの方がいい匂いだよ｣
ほのかに光る間接照明と、大好きな人の体温
まるで2人の心拍数が溶け合っていくようで
JN ｢おやすみ、愛してる｣
さっきのお返しに、可愛いキスをおでこにひとつ
私達はアイドルだから
普通の人のように
2人で街を歩けはしないし
お揃いのものをつけることも許されない
だけど
あなたが隣にいるだけで
そんなことはどうでもよくなる
お願いだから
｢……どこにもいかないで｣
＿＿＿ここはきっと、愛の在処
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稟(プロフ) - きーさん» コメントありがとうございます(^-^)そう言っていただけると凄く嬉しいです！ (2020年12月15日 1時) (
レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 最近このアプリを知ったんですがこの小説を読んで毎日キュンキュンしてます！！もうジェノがかっこよすぎて最高です！ (2020年12月13日 10時) (レス) id: 68496075fe (このIDを非表示/違反報告)
なの - 番外編最高です！切ない感じのジェミンちゃんとか大好物でしかない、、！！ありがとうございます (2020年12月3日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 稟さん» わ〜い！楽しみにしています。それで、できれば、ジェミンメインの番外編が見たいです…。ご検討よろしくお願いします。 (2020年11月30日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
稟(プロフ) - なのさん» コメントありがとうございます！今構想練っております〜 (2020年11月29日 19時) (レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年8月26日 21時
