小さな祈り ページ34
一日のスケジュールを一通りこなして
くたくたになってホテルに帰ってくると
…あ
ジェミンからのカトクが届いていた
JM ｢日本で仕事中に悪いんだけどね
ジェノ、最近サセンの電話がすごくて
今は忙しいだろうから…帰ってきたら
ジェノに会ってあげて、癒してあげて｣
私が日本活動の準備をしてる間に
そんなことが起こってたなんて知らなかった
……私、ジェノの彼女なのに何も出来なかった
相談すらして貰えなかった
まさか…そんな理由があったから
電話に敏感になってて
私からの電話までよく見もしないで切った
そういうこと…？
少し遅いけど、ジェミナに電話をかけた
数回呼出音がなったあと
JM ｢ヨボセヨ？｣
｢ジェミナ…あのカトクって｣
例の話題を切り出した
心配で心配でしょうがない
JM ｢あぁ、サセンの事ね。最近結構酷くなってて…
今絶対私は何も出来なかったって
自分のこと責めてるでしょ｣
全部ジェミナにはお見通しのようだった
だって…本当に何も気づけなかったんだもの
異変は確かに感じていたのに
｢なんとなく胸に引っかかる瞬間もあったの
なのに、何も気付けなかった
わたし彼女失格だ……、｣
あまりにも自分の無神経さに腹が立って
涙が零れた
泣きたいのは私じゃなくて、ジェノなのに
JM ｢A、泣かないで
ただでさえお互い忙しいんだから
気づかないことがあったって当然だよ
…だからジェノのことだけよろしく
あと、俺に聞いたってことだけ言わないでね｣
そう言ってジェミナは電話を切った
床にへたりと座り込む
ジェミナがこうして連絡をくれなかったら
どうなっていたことか…
早くジェノに会いたい、ぎゅっと抱きしめたい
彼が以前、私にしてくれたように
不安も何もかも、全部全部
私が全部包み込んであげられるように。
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稟(プロフ) - きーさん» コメントありがとうございます(^-^)そう言っていただけると凄く嬉しいです！ (2020年12月15日 1時) (
レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 最近このアプリを知ったんですがこの小説を読んで毎日キュンキュンしてます！！もうジェノがかっこよすぎて最高です！ (2020年12月13日 10時) (レス) id: 68496075fe (このIDを非表示/違反報告)
なの - 番外編最高です！切ない感じのジェミンちゃんとか大好物でしかない、、！！ありがとうございます (2020年12月3日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 稟さん» わ〜い！楽しみにしています。それで、できれば、ジェミンメインの番外編が見たいです…。ご検討よろしくお願いします。 (2020年11月30日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
稟(プロフ) - なのさん» コメントありがとうございます！今構想練っております〜 (2020年11月29日 19時) (レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年8月26日 21時
