陽洸 ページ31
窓から差し込んだ陽の光
棚の上に置かれていた時計を雑に掴んで
時間を確かめようとした
…のに。
筋肉質な腕に抱き締められて身動きが取れない
何とか腕の中を抜けようとしてもビクともしなくて
｢…ジェノ起きて、朝だよ｣
JN ｢……んーやだ｣
少し掠れた声で返事が返ってくる
…起きてたんかい
JN ｢……おはよ、A｣
首筋にちゅっとキスを落とされた
｢…っジェノってば、もう起きないと｣
JN ｢え、今日何かあったの？｣
｢別に…特にないけど｣
また布団の中に引き戻されて
ぎゅっと抱きしめられた
｢…地味に胸に顔埋めようとしないで｣
JN ｢あ、バレた｣
そのまま二人でまた寝落ちて。
もう一度起きた時には太陽が高く上がっていて
隣にジェノはおらず、台所からいい匂いが。
床に散らばっていた下着を身につけて、
シャツを羽織ってそこへ向かうと
JN ｢あ、今度こそおはよう｣
分厚いメガネをかけながら料理をするジェノが。
その姿が愛おしくて、広い背中に擦り寄った
JN ｢お腹すいたでしょ｣
｢うん、何作ってるの？｣
JN ｢ラーメン。そこにあったから｣
"凝った料理が出来なくてごめんね"
なんて言うあなたが大好き。
JN ｢ところでその服装は朝から誘ってるの？｣
｢……ちゃんと着替えてきます｣
二人でラーメンを食べたあとはソファでゴロゴロ。
｢今日デートするはずだったのに｣
JN ｢いいじゃん。計画総崩れA独り占め｣
｢そうだけど…｣
JN ｢じゃあ次はちゃんとどっか行こう
あ、まず免許取りたいかな｣
ソファーがギシッと、小さな音を立てた
｢…ジェノ、だいすき｣
これ以上の幸せなんてどこにもないよ。
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稟(プロフ) - きーさん» コメントありがとうございます(^-^)そう言っていただけると凄く嬉しいです！ (2020年12月15日 1時) (
レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
きー(プロフ) - 最近このアプリを知ったんですがこの小説を読んで毎日キュンキュンしてます！！もうジェノがかっこよすぎて最高です！ (2020年12月13日 10時) (レス) id: 68496075fe (このIDを非表示/違反報告)
なの - 番外編最高です！切ない感じのジェミンちゃんとか大好物でしかない、、！！ありがとうございます (2020年12月3日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 稟さん» わ〜い！楽しみにしています。それで、できれば、ジェミンメインの番外編が見たいです…。ご検討よろしくお願いします。 (2020年11月30日 6時) (レス) id: 8b5f607969 (このIDを非表示/違反報告)
稟(プロフ) - なのさん» コメントありがとうございます！今構想練っております〜 (2020年11月29日 19時) (レス) id: be56eb441f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年8月26日 21時
