I'm your girl ～chapter 1～ (ページ32)

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Low key ページ32

目を覚ました時にはもう、病院のベットの上で。

MG ｢Aッ…私があの時見過ごしてなければ

こんなことにはならずに…ごめんね｣

｢わたし生きてるから大丈夫だよ、オンニ｣

泣きじゃくるオンニの手に、自分の手を重ねて

こんなオンニ初めて見たかもしれない。

｢リンさん、会社でいきなり倒れて

しまったんですよ。

いくらアイドルといっても急激に痩せすぎです｣

｢ごめんなさい…｣

看護師さんが言っていることに素直に謝る

死んだら元も子もないからね。

｢そういえば、何度もお見舞いに来てらっしゃった

男の子がいらっしゃいましたよ。とても顔の整った｣

誰だ？みんな顔整ってるからなぁ。

｢目がくりっとしてて、背が高い…｣

まさか、

｢A大丈夫ですよね。って何度もおっしゃった

のでてっきり恋人かなと思ってましたが…｣

｢あはは、まったく違います笑いい友達ですよ。｣

こういう時は何があっても否定しておかなければ

ならない。お互いを守るために。

MG ｢色々事務所に報告しに行かないといけないん

だけど…Aもう大丈夫？｣

｢うん。オンニ、来てくれてありがとう｣

｢じゃあ行ってくるわ、ゆっくり休んで｣

オンニにはまだ仕事があるみたい

今日はゆっくり休んで、

私も明日からちゃんと復帰しないとな。

オンニと看護師さんが出ていって

しばらくぼーっとしていると、

病室のドアが突然ガラッと開いて

｢大丈夫？ッハァ、A生きてんの？｣

入ってきたのは

息を切らしながら笑う

ジェミナだった。