100℃ ページ24
haechan side
突然入ったAとの仕事
話を聞いた時
飛び上がりそうなくらい喜んだなんて
本人には絶対言ってやらないけど。
ラフな服装でやってきたA
なんとなく、家デートみたいに思えてきて。
ぼーっとAのことを見つめてた
｢ンヒョク、ドンヒョク！｣
HC ｢ん？あぁごめん｣
ギターを弾き始めるA
ギターまで弾けたのか。知らなかった
"ジェノみたいには弾けないよ〜"
今一緒にいるのは俺なんだから
他の男のAは出さないで欲しいんですけど。
英語苦手だなんて言っておきながら
なんだかんだ普通に歌えるA
｢ね！結構いい感じじゃない？｣
結構っていうかかなりいい感じだった。
Aは詳しく歌詞までは理解してないだろうけど
俺からすれば
"僕は君についてじゃないと 1曲も書けないんだ"
"君のことを思わずに 酒なんて飲めないよ"
"伝えるのが遅すぎたかな"
"君が僕のものじゃなきゃ 何の意味もないんだって"
俺じゃん。今の。
王道人気のラブソングに自分を重ねてる時点で
かなりイタイんだけどな…
仕事を口実にAを独り占め
今もとなりでラブソングを奏でてる
やばい、めっちゃ好きだわ。
出会った頃のAから今ここにいるAまで
全部まとめて愛したい
そう思うくらい、めっちゃ好き。すごい好き。
HC ｢A｣
｢なに？……んっ｣
Aの細い手首を掴んで、こっちに引き寄せて
小さくキスを落とした
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年7月19日 19時
