with you ページ23
ドンヒョクとコラボの仕事が入った
幼なじみで正直安心したんだよね
知らない人と歌うなんて緊張するし。
そんでもって、今日はそれの打ち合わせ
｢私達二人で何歌うの？｣
HC ｢If I can't have you｣
｢ほうほう、じゃあ早速本家聞いてみますか｣
"僕は君についてじゃないと 1曲も書けないんだ"
"君のことを思わずに 酒なんて飲めないよ"
"伝えるのが遅すぎたかな"
"君が僕のものじゃなきゃ 何の意味もないんだって"
｢ヘー。ドンヒョクにしてはいい歌選ぶじゃん｣
HC ｢だろ？さすが俺｣
｢いや、いいのは曲であってお前じゃない｣
HC ｢とりあえず歌詞見て歌ってみようぜ｣
｢うぅー英語苦手ー｣
HC ｢それっぽく歌え それっぽく｣
ドンヒョクに言われた通りそれっぽく歌ってみる
…なんか物足りないなぁ
｢…ンヒョク、ドンヒョク！｣
｢何よぼーっとして。私ギター足してもいい？｣
HC ｢…ん？あぁごめん、お前弾けんのかよ｣
｢かなり前にちょっとかじっただけ！
ジェノみたいには弾けないよ〜｣
HC ｢おいおいそれは怪しすぎんだろ｣
あるよね、根拠の無い自信
練習室の片隅に立て掛けられていたギターを手に
適当に伴奏をつけてみる
｢ね！結構いい感じじゃない？｣
HC ｢お前…普通にすげえな｣
｢やっぱりそう思うよね｣
HC ｢前言撤回｣
ドンヒョクの声に
私の声とギターの音が重なる
わたしは、この感じが好きなの
HC ｢A｣
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年7月19日 19時
