いい加減お前ら奥手卒業しろよ＊物間寧人 ページ16
おしゃれな内装のカフェの中
高校を卒業してからもよく遊んでいるクラスメイトの友達に、相談があると呼び出された
『あの〜、一佳サン…ちょっと相談があるんだけどさ。』
Aが体をくねくねさせて伏し目がちに言う
めんどくさそうな予感がする
こういう時のAの相談事は大体恋愛事なのだ
さらに言えばAは誰よりも奥手なタイプ
高校時代、Aと仲がよかった私は、Aに好きな人ができるたびに恋愛相談に乗ってた
だが、いざ好きな子に告白しようとなると、
『ごめんやっぱムリ！絶対ふられるもん！』
とか言って結局告白しなかったのだ
しかも一回だけではなく、全部である
『…物間くんと付き合うにはどうしたらいいかな？』
はい、ビンゴー
物間と付き合うにはかぁー…
ん、あれ？物間…？
「物間ぁ！？」
『うん。一佳ちゃんなんでそんなにビックリしてるの？』
「えぇと…、なんというか、意外だなって…。」
『そっかぁー。そうかなー？』
Aは不思議そうな顔をした
私がびっくりしていた理由は意外だから、ではない
物間が高校時代、Aに好意を抱いていたからである
だが、意外に奥手だった物間は結局好意を伝えられず
Aも物間には一切振り向かずに高校時代を終えた
それで終わりだったはずなのである
なのに何で高校卒業してから二年もたった今、急に物間が好きとか言い出したのか、疑問でしかなかった
「けどなんで今さらなんだ？」
『いやぁー。この前散歩してたら物間くんに会ったんだけど、話したらすごい優しくって、笑った顔が素敵で…。それで何回か一緒にご飯とか行くうちに好きになったの。高校の時のイメージとは全然違かったし。』
「あぁー。あいつしょっちゅうA組に喧嘩うってたからな。ギャップ的なやつか。」
『うん。正直物間くんの笑顔はあの悪そうな顔のイメージしかなかった。』
Aは恥ずかしそうにはにかんで言った
でもなA
悪そうなイメージしかなかったって言ってるけど、お前にはそうとう優しかったぞ物間
「お酒の力でも借りたら？ほら最初は私も一緒にいてやるからさ。」
『お酒？』
「うん。だってお前らそのままじゃ奥手なままだろ？」
『あはは、そうかも。じゃあそうしようかな。でも何でお前ら？』
「えっ!?あっいや、言い間違い！」
『なんか今日いつもと違うね一佳ちゃん。』
「あはは。そうかな？」
危ない、ばれるところだった
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ちゃこ - ゆ夢主すぐぼーっとすんのやめろしんどいwww (2021年3月8日 0時) (
レス) id: aef7292ce1 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - ゆきかきさん» リクありがとうございます！しばらく占ツクに来れてなくって返信遅くなって申し訳ございません。ホークス書かせていただきます！ (2020年3月5日 13時) (レス) id: 4145acdb6d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきかき - リクですぅ。ホークスお願いしますぅ。(キモい言い方してすいません。)あと、天喰よかったです！ (2019年9月1日 13時) (レス) id: e9bda3ff7a (このIDを非表示/違反報告)
モンブラン - ユリさんの、作品ほんっとに大好きです！ファンに、なってしまいそうです。これからも更新楽しみにしてます！ (2018年7月1日 12時) (レス) id: d05c83c0be (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - モンブランさん» 二度もリクエストしていただいてありがとうございました！更新頑張りますね！ (2018年6月26日 19時) (レス) id: e541ce1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリ | 作成日時：2018年3月8日 0時
