ちょっくら殺りに行ってくる

思いやり的な ページ8

ビッチ「あら、今日は寝起きが良いわね」

「まぁ…ちょっと早く寝たから…」

ビッチ「行きましょ」

「…そうですね」



車の中、助手席に座って外の景色を眺めていた。

また学校に行くのか…


「…ねぇ…先生」

ビッチ「何よ」

「…授業って…暗殺はしないんですか…？」


確かに目的は暗殺、でもあの怪物は普通に授業をしている。


ビッチ「するわよ。まぁ、あの子達の様子でも見てなさい」

「…そうですか、まぁ…見てみます」




そしてまた震える足を校舎に運ぶ


「…チッ………」


誤魔化すように舌打ちする


「……………」

??「あ、あの…」


眼鏡を掛けた三つ編みの女の子が話し掛けて来た。胸元に刺繍で奥田と記されている


奥田「教室には入らない方が…」

「…でも、仕方ない…」


ヤケクソにドアを開けた


「…………」

皆「………」

「…………」

奥田「っ……」


奥田さんはそそくさと自分の席に早歩きで行った。

何だ、警告してたのか
後でありがとうと言ってみよう。

自分の机には落書きがあった。
ペンでは書いてないようだけど何とか消しゴムで消せそうだ。


「……何で意味無い事するんだろ……」

赤羽「なんだぁ〜今日は授業受けんの？」


席の隣だったんだ。面倒だ、一番後ろだから良かったけど…


「まぁ……」

赤羽「アレ？落書き消さないの？」

「………」

磯貝「おい赤羽、もう良いだろ」


何で庇うんだろう、不思議なヒトだ
でも昨日に比べれば軽い気がする


「……」


何も無かった様に机に座る

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