思い出したくない的な ページ15
何度も浴びせかけられた罵倒の言葉なのに何故か反応していた
「………アハハ」
先輩達であろう男共を半殺しにしていた。
手首の骨を捻り、背骨をズラし、両足の骨を声が出せなくなるまで折り続け、他の刃物を持っていた男も壁に何度も頭を打ち突け_
その場に居た全員を動けなくなるまで殴りのめした。
全員「……」
「アハハ…動かないや!!」
意識はしっかりあった。
時間はかからず、脆過ぎた事は特に覚えている。
その時アタシは笑っていた。道を踏み外した感覚と衝動が心地よかった…
でも、心地いい事ほど悪いんだと、過ぎた後に痛感した_
ソレから現実逃避をするように他校の不良と喧嘩をしては潰していた。
高校生と殺り合う事もあった。ナイフを突き付けられても動じなかった。
別に…死にはしない
奴らに人を殺す勇気なんて居ない。
臆病だから殺せやしない。
それに、別に消えても構わないと思っていた。
だって
失うものか無いから_
2年の三学期、停学処分になった。
家に帰るも誰もおらず、虚無感だけが満ちていた。
こんな所でアタシは生活しているのか…
Aにとって家は家族団欒などとは遠く掛け離れた、孤独で空虚な場所に他ならない。
別に寂しい訳でもない、慣れてるから何も感じないだけで、これが普通だと思っていた。
それからは家のカーテンも全て閉め、引き篭りの生活が始まった。
近所にも噂は広がり、ヒトはアタシを獣を見るような目で睨み避ける様になっていた。
親戚も預かる事を拒否して、何とか学校からの支援金と母親の財産で生活をするようになった。
そして新始業式が始まるであろう日に国防衛省から直々に呼び出された。
この事を口外すれば記憶消去の手術を行うと警告もされたが
別に自分には全く関係ないと思っていた_
ただA組からE組に落とされただけだと思っていた
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あいみ(プロフ) - 更新おわったんですか? (2018年7月5日 15時) (レス) id: bd00b82439 (このIDを非表示/違反報告)
レモンソーダ(プロフ) - やばい。。こんな神作にあったのは久しぶり…!更新めっちゃ楽しみにしてます!! (2017年6月11日 2時) (レス) id: bea6118b57 (このIDを非表示/違反報告)
亜嬉 - 続きはやくみたいです!更新頑張ってください!応援してます!!! (2017年4月1日 16時) (レス) id: dd0c26e684 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜見 | 作成日時:2016年11月13日 16時