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「あ〜あ……ねえ知ってた？橋本さん、彼女さんがいるんだって」
「ふーん」
「仕方ないよね…諦めるしかないかあ…」
そう言って悲しそうに俯くAを、五条は頬杖をつきながら眺めていた。
この前までの元気はどこへ行ったのかと思うくらい、今はすっかり意気消沈してしまっている。
その様子を見て、やれやれと内心で肩をすくめた。
本当に、こいつは昔から変わらない。
「…俺の事好きになってみれば？」
「……え？」
突然の提案に、Aは驚いて顔を上げた。
そんな彼女の反応を見て、五条は悪戯っぽく笑ってみせる。
そして、さらに続けた。
「お前がどうしてもって言うんなら、付き合ってやってもいいけど？」
それは、いつも通りの軽薄な口調。
けれど、五条が本心で一番願っていることだった。
正面で目を瞬かせているAをじっと見つめる。
すると、数秒たった後に、彼女はへにゃりと笑った。
「慰めようとしてくれたの？悟はほんと優しいなあ」
ありがとう。
そう言って微笑む彼女に、今度は五条が驚かされる番だった。
「…何だよ、それ」
一気に和んだ空気に、肩の力が抜けてしまう。
一方で、心の中は穏やかではなかった。
「悟が親友でよかった！」
違うんだよ、俺は……
そう言いかけて、やめる。
代わりに、 そっか。と短く返事をした。
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0.5mmの替え芯(プロフ) - ただの本名；只野です。さん» 返信がかなり遅くなってしまいすみません！コメント有難うございます。更新を待っている、応援していると言って頂けるだけで、本当に嬉しくて……これは完結させなければという気持ちになります。長い休載を挟んでしまいましたが、最後までお付き合い頂ければ幸いです！ (10月3日 20時) (
レス) id: 631ae05995 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本名；只野です。(プロフ) - 神作品見つけるの専門謙スカポンタンの只野です。気になって軽ーく見てたら最後まで見てました。更新気ー長に待ってまーす。もちろん、応援も添えて (7月31日 10時) (レス) @page11 id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：0.5mmの替え芯 | 作成日時：2023年7月8日 10時
