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「橋本さんって紳士だよね」
「はあ？」
突然そんなことを言い出したAに、五条悟は怪しげな視線を向けた。
「誰そいつ」
「補助監督の人だよ！昨日車に乗せてくれた！」
嬉しそうに報告するその姿に、何とも言えない表情を浮かべる五条。
ああ、“また”か。昔から何度も味わってきた感覚が胸に去来した。
昔から、というのも、この二人は幼馴染なのである。
五条家に代々忠誠を誓うA家に、一人娘として生まれたのがAだ。
故に、幼いころに引き合わされて以来、それはもう長い付き合いになる。
つまりは腐れ縁というやつだが、それにしては二人の仲は良好で、今もこうして休日には二人で出掛けるような関係を続けていた。
「お前さあ、会ったばっかの奴のこと、すーぐ好きになるとこ何とかなんねえの？」
呆れたように言う五条に、しかし当人は首を傾げるばかり。
本当に不思議そうな顔で、 きょとんとした様子で言うのだ。
まるで心の底から、自分がおかしいとは思っていないかのように。
「好きって思う気持ちに、時間とか関係ないじゃん？」
「いや、だからそういうことじゃなくて…」
そう言ったところで、もはや意味はない。
こういうところが厄介なのだ、こいつは。と五条は早々に諦めてため息をつき、それからぐしゃぐしゃにAの頭を撫でた。
「まあいいわ。とりあえず飯行こうぜ。腹減った」
「え〜？まだ早くない？」
不満の声を上げるAをスルーして、さっさと店に向かってしまう。
「ちょ、待ってよ！」と、慌てて後を追いかけてくる彼女に意地悪したくなって、五条は少し歩幅を広げた。
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0.5mmの替え芯(プロフ) - ただの本名；只野です。さん» 返信がかなり遅くなってしまいすみません！コメント有難うございます。更新を待っている、応援していると言って頂けるだけで、本当に嬉しくて……これは完結させなければという気持ちになります。長い休載を挟んでしまいましたが、最後までお付き合い頂ければ幸いです！ (10月3日 20時) (
レス) id: 631ae05995 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本名；只野です。(プロフ) - 神作品見つけるの専門謙スカポンタンの只野です。気になって軽ーく見てたら最後まで見てました。更新気ー長に待ってまーす。もちろん、応援も添えて (7月31日 10時) (レス) @page11 id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：0.5mmの替え芯 | 作成日時：2023年7月8日 10時
