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病院から出て1番近くの喫茶店で話すことになった。終わる頃には外は暗くなっているからって事だそう。後でコナンくんの保護者、毛利探偵か、蘭ちゃんが迎えに来るらしい。
私の保護者も呼ぶよう促されたけど、1人でトリップした私に保護者も戸籍もない。だから中学生だから1人で帰れると説得しておいた。
それに、主要キャラに下手に関わって原作を変えたくないし。
今の私はただの強盗の目撃者。アニメで言えば1話で終わる存在なんだから。
「…ねぇ佐藤刑事、ちょっといい?」
どうやら犯人の行方は分かったらしい。さて、私はここら辺でお暇しようかな。
コナンくんと長くいるとバレそうでヒヤヒヤするし
顔は見られてないとはいえ、服が全く同じだし、朝方には雨はやんでいたのに私の髪は湿ってたってことは夜に外に出たことがわかる。
バレても全然可笑しくないんだ。
私はこの先の人生変装三昧なんてゴメンだからさ。なにか話しかけられる前に退散しておくのが吉って訳だよ。
「あ、私先帰りますね。」
因みに私はお冷だけなので無料。優しい日本に生まれてよかった
「あ、分かった。なにかあったら連絡頂戴」
「はーい」
美人刑事の連絡先を貰ってしまったけど、今後は使わないかなぁ…、私が一般市民ならまだしも…
いや、普通一般市民でも刑事と連絡する機会なんてほぼ無いようなもんだよね?
これが名探偵コナンの世界。事件に巻き込まれないよう気をつけてたはずなんだけどなぁ。
コレは風邪のせいだけど。
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作者名:らギ | 作成日時:2024年3月23日 19時