メロディー8 ページ10
「おはよう!天くん!」
天「おはよう。A」
天くんと出会って早一週間。天くんの家での生活も慣れてきた
今日の朝ごはんは白いご飯にお味噌汁、鮭の塩焼きと日本食にしてみた
天「「いただきます」」
向かい合って座って食べ始める
「どうかな?」
天「うん、美味しい」
「本当!?」
天「うん。1日目のお粥に比べたらすごく美味しい」
「・・・あれは本当ごめんなさい・・・」
まさかあんなところに炊飯器のスイッチがあるとは思わず・・・・・
天「ふっ・・・別に、お粥嫌いじゃないし、美味しかったよ。ただ、夕飯には合わなかっただけでしょ」
「ありがとう、天くん」
本当、この人は天使じゃないだろうか
初対面で性別を間違えた人(幽霊?)にここまで優しくするなんて・・・
・・・まぁ、たまに小悪魔が出てくるけど・・・・
天「今日はテレビ局でバライティーの撮影があるけど来る?」
「あ、うん!行く!」
実は、私もよく天くんのお仕事におじゃましている。外の世界に行けばなにか思い出すかもしれないし、芸能人のお仕事も何かと見てて楽しい。なにより、天くんと一緒にいられる。それが一番嬉しかった
「幽霊だからこその特権・・・なのかな」
天「?何か言った?」
「ううん!何でもない!・・・えへへへ」
天「・・・ニヤニヤしてて気持ち悪い」
「きも・・・!?ひどくない!?」
天「事実だよ」
「確かにニヤニヤしてたけどそこまではっきり言わないでよ!」
天「あ、じゃあ多少は気持ち悪いって自覚あったんだ」
「うぐ・・・!」
痛いところを・・・・!
天くんはしてやったりという満面の笑みをしている。それは何も知らない人が見たら天使の微笑みに見えるけど今の私から見たらそれは悪魔の微笑みだった
「・・・天くんって実は天使の皮をかぶった悪魔だと思う」
天「何馬鹿なこと言ってるの?置いてくよ」
「嘘です!嘘!置いてなかないで!すみません!」
そんな感じでなんだかんだ上手くいってるのでは、と思っていたりする
128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません!ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします! (2016年10月1日 19時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです!更新頑張ってください!!応援してます! (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢雫 | 作成日時:2016年6月18日 22時