メロディー6 ページ8
天「ここが僕の家」
『ガチャ』という鍵の音がして天くんが中に入っていった
「お、おじゃまします・・・」
私も続いて部屋に入った。天くんの家はマンションで、綺麗に片付いていた
天「ここがリビング。こっちが僕の部屋であっちがお風呂。ここの部屋は空いてるから好きなように使って。一応ベッドとか日用品は揃ってるから」
「何から何まですみません・・・」
でもすごくありがたいなぁ・・・
私も、置いてもらうからには役に立たなきゃ!
「あの!何か私に出来ることないかな!?」
天「ない」
「えええ!」
まさかの即答だった
「な、何かないの!?例えば料理作るとか・・・」
天「いや、僕基本的に一通りのことはできるから・・・」
「そ、そっか・・・」
私の出る幕なしかぁ・・・
その間にも天くんはソファに座ってテレビをつけた
天「とりあえずテレビでも見てて。何か思い出すかもしれないし」
「はい・・・」
私は天くんの隣に座ってテレビを見てみる。けど、特にこれといって思い出せそうになかった
天「チャンネル回してみれば?」
そう言ってリモコンを渡してくれた
私はとりあえず適当にチャンネルを変えていく。すると
「あっ!天くん!」
あるチャンネルで天くんを見つけた
天「あぁ・・・この間ロケした番組のだ」
「わぁ・・・」
グルメロケの番組らしく天くんは色んなお店を回っていた
「天くん、ほんとにアイドルなんだ・・・」
すごいなぁ・・・と思うのと同時にこんなすごい人の家に上がり込んでしまっていいのだろうかという罪悪感が押し寄せてきた
「天くん、天くんの隣にいる男の人たちは?」
天「あぁ、楽と龍のこと?2人は僕と同じTRIGGERっていうグループのメンバー」
「楽さんと龍さんっていうんだ。かっこいい人たちだね」
天「・・・僕は女の子と間違われるくらい女々しいもんね」
「え!?ち、違うよ!た、確かに女の子に間違えちゃったけど天くんもー・・・」
それを聞いて天くんはニヤリと笑って
天「『天くんも』何?」
「へ!?え、あ・・ぅ・・・・か、か、っこいい、です・・・・」
多分いま、顔真っ赤だと思う・・・・
天「ぷっ・・・ははっ顔真っ赤」
「てっ天くんのせいでしょ!?」
天「僕を女の子と間違えた仕返しだよ」
「うぅ・・・」
天「ほら、晩御飯作ってくれるんでしょ?」
「え?」
天「僕お腹空いてるんだよね。早く作ってよ」
「っうん!」
こうして、わたしと天くんの生活が始まりました
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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません!ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします! (2016年10月1日 19時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです!更新頑張ってください!!応援してます! (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢雫 | 作成日時:2016年6月18日 22時