メロディー４ ページ6
「天ちゃん！あのね！思い出したの！私・・・！」
その瞬間、着替えていた天ちゃんは驚いて振り返った
そして
「・・・・・・・・・・え？」
天ちゃんは今着ていたシャツを脱いで上半身何も着ていなかったのだけど
「胸が、ない・・・・？」
私は何が起きたのか処理できなくて固まってしまった
天「・・・・？なに？」
天ちゃんは不機嫌そうな顔をして私を見た
「・・・あの、天、ちゃん・・・天ちゃんって、もしかして・・・男の・・子？」
天「・・・それ以外に何があるの？」
その瞬間、私の顔は真っ赤になったと思う
「っご、ごめんなさい！！」
そう言って壁を通り抜けて廊下に出た
て、天ちゃんが男の子だったなんて・・・！だって、あんなに綺麗な顔してるんだよ！？女の子って思っても仕方ないよね！？
「うぁぁぁあぁ・・・・」
し、しかも、き、着替え覗いちゃうなんて・・・・
「も、申し訳なさすぎる・・・・・・・」
だからあの時出ていくように言ったんだ・・・
羞恥心と後悔で顔が更に真っ赤になっていく
すると
天「着替え終わったけど・・・さっきの何？」
「あ、・・う、あ・・・・」
顔を見るとさっきの光景が頭にリピートされて言葉が出てこなくなる
天「・・・とりあえず入ってくれる？」
「ひゃ、ひゃい！」
そう言われて私は楽屋に入った
天「・・・それで、さっきどうしたの？」
「う、そ、その・・・」
天「・・・『男の子だったの？』とか聞こえたけど・・・どういうこと？」
「あ、や・・その・・・い、言っても怒らない・・・？」
天「うん」
「じ、実は・・・天、ちゃんのこと、ずっと・・・お、女の子だと、思って、まして・・・」
恐る恐る顔を上げて様子を伺ってみると
天「・・・・・・へぇ？」
めちゃくちゃ怒ってるーー！！
顔は笑ってるけど目が笑ってない！
天「君、僕のことずっと女の子だと思ってたんだ？」
「す、すみません・・・！」
天「確かに小さい時はたまに間違えられてたけどまさかこの歳で間違えられるとはね」
「も、申し訳ありません・・・！」
天「それで着替え覗いちゃって慌てて出てったんだ？」
「ご、ごめんなさいぃぃぃぃ！！」
天「はぁ・・・もういいよ。僕はれっきとした正真正銘男だよ」
「ほ、本当にごめんなさい・・・」
天「それで、君は何を思い出したの？」
「あ、そうだった。あのね、名前を思い出したの」
天「君の名前？」
「うん、私の名前はー・・・」
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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません！ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年10月1日 19時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2016年6月18日 22時
