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メロディー38 ページ44

〜龍side〜


楽「やれやれ、一件落着だな」

龍「2人が仲直りしてよかったよ」

楽「ったく。はた迷惑な奴らだぜ」

とかいいながらほっとした表情をしてるくせに

楽「・・・・なぁ、龍」

龍「ん?」

楽は真剣で、でも少し複雑そうな顔をして話してきた

楽「Aのことなんだが・・・あいつは・・・ちゃんと存在してるん・・・だよな?」

龍「・・・うん」

楽「天だけに見えて、俺らには見えない。けど天にも触れる事はできない存在だ」

龍「うん」

楽「・・・あいつが本当に幽霊ならいつかタイムリミットが来るかもしれないんだよな」

そう。Aちゃんは正直幽霊かどうかも定かではない存在だ

自分の記憶もなく、何者かも分からず、分かるのは名前だけ

当然俺達は幽霊に会った事はないから真実はわからない。だけど確かに《A》という存在はいる

Aちゃんを幽霊と仮定するとして幽霊がずっと一緒にいるというのは絶対に無理なことだ

龍「・・・近い未来で、お別れが来る・・・って事だよね」

楽「・・・・あぁ。しかも」

楽は更に複雑そうな顔をして


楽「・・・多分、Aは天のことが好きだ」


龍「・・・・・・えぇ!?そうなの!?」

楽「って、お前気づいてなかったのかよ!」

龍「だ、だって、えぇ!?そ、そうなの?」

楽「・・・まぁ俺の勘だけどな」

龍「そ、そうなんだ・・・」

楽「あと、天もAのこと好きだろうな」

龍「・・・・・・・・・え!!?」

そうなの!?俺初耳だよ!?

楽「こっちは多分確定だろうな」

龍「・・・ってことは、2人は」

楽「・・・両片思いってとこだろうな」

だけど2人の場合普通の両片思いと違う

龍「・・・絶対に結ばれることのない2人・・・なのかな」

楽「・・・かもな」


でも、そうだとしても


龍「・・・・例え叶わない恋だとしても俺は2人を応援したいな」


楽「・・・・・・同感だな」


2人で顔を合わせてニッと笑う



2人に別れが訪れる日まで俺は2人を見守っていよう

続編( ゚∀゚)o彡フゥフゥ♪→←メロディー37



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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません!ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします! (2016年10月1日 19時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです!更新頑張ってください!!応援してます! (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢雫 | 作成日時:2016年6月18日 22時

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