メロディー３ ページ5
天「お待たせ・・・とりあえず、僕の楽屋に来てくれる？」
「は、はい！」
天「だから敬語じゃなくていいってば」
「あっ！はい！じゃなくて、うん！」
それから私は天ちゃんに連れられて楽屋へ来た
天「・・・とりあえず、君について分かっていることは、１、幽霊であること。２、生前の記憶がないこと。３、人には触れないということ。この３つだね」
「あ、あと、さっきわかったんだけど、壁を通り抜けたりもできるみたい。でもコップとかは触れるみたいで・・・」
天「少量の物は持ち運べるってことか・・・ちょっとこれ食べてみて」
そう言って天ちゃんが渡してくれたのは楽屋に置いてあった飴玉だった
「う、うん」
包を開けて口に入れるといちごの味が広がった
「・・・おいひい」
天「・・・食べることも出来るみたいだね」
でもおなかすいたとかそういう感覚はないなぁ・・・
天「あと、君住む場所とかどうするの？」
「え？・・・あ、考えてなかった」
しまった・・・
天「はぁ・・・とりあえず僕の家に来る？一人暮らしだから僕１人しか家にいないし」
「い、いいの？」
天「いくら幽霊とはいえ女の子を置いて帰れるほど僕は冷酷じゃないよ」
「あ、ありがとう・・・」
優しいなぁ・・・
天「さて・・・今日の撮影も終わったし着替えるから出てってくれる？」
「へ・・・？なんで？」
女の子同士なのに着替え気にするの？
すると天ちゃんは険しい顔をして
天「・・・君、着替え覗くとか変態なの？」
「へんた・・・！？なんで！？」
天「・・・・もういいからとりあえず出てってくれる？」
「う、うん・・・？」
私は納得のいかないまま楽屋のドアの前で待つことにした
「なにかあるのかな・・・？」
にしても天ちゃんって本当に綺麗な顔してるよなぁ・・・
色白で髪の毛もサラサラで、真っ白で・・・まるで天使みたい
名前にも《天》って入ってるし、本物の天使だったりして
「名前、か・・・」
その瞬間、私の中に電撃が走ったような痛みがした
「げほっ・・・！」
そして
「そうだ・・・私の、名前・・・・」
思い出した・・・・・！
早く天ちゃんに知らせないと！
私は壁を通り抜けて天ちゃんの元へ駆け抜けた
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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません！ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年10月1日 19時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2016年6月18日 22時
