メロディー32 ページ37
楽「・・・・んで、最終手段が俺かよ」
《はい!》
私は楽さんのお宅にお邪魔していた
楽「そんなに酷い有様だったのか?」
私はスッと黒焦げのドーナツを差し出した
楽「・・・・なるほど。確かにこれはひどいな」
なんかそう直球で言われると傷つくなぁ・・・
そのまま楽さんはドーナツを口に入れると
楽「・・・・まずいな」
《・・・ですよね》
楽「確かにこれは絶望しても仕方ないな」
グサッと心に刺さる・・・・
・・・それに、やっぱりお願いしちゃうの迷惑かな・・・楽さんだってお仕事で疲れてるだろうし、やっぱりお願いしない方がいいよね
《あの、楽さん。無理なお願いしてすみません。お仕事で疲れてるのに・・・やっぱり今回は》
と、そこまで書いたところで
楽「・・・あー。なんか急に甘いもんが食いたくなってきたな。例えばドーナツとか食いてぇなー。A、教えてやるから作ってくれよ。あ、これは俺のお願いだからな。俺が、食いたいだけだからな」
「!」
楽さん・・・
《はいっ!ありがとうございます!よろしくお願いします!》
こうして私と楽さんのドーナツ作りが始まった
ー2時間後ー
楽「・・・ちょっと待て。俺が目を離した隙に何があった」
《・・・何があったんでしょうね》
楽「なんでドーナツがまた黒焦げになってんだよ!」
《ご、ごめんなさい!実は揚げても大丈夫かなぁって思って揚げたら何故か黒焦げに・・・》
楽「・・・・はぁ。ちょっと貸してみろ」
そう言って楽さんは確認していると
楽「・・・こりゃ油の温度が高すぎだな。だから外だけ黒焦げで中は生焼けなんだ」
《え!?》
油の温度って関係あるんだ・・・・
楽「ほら、教えてやるからもっかい作り直すぞ」
《はい!》
楽「あと、俺の指示なしで勝手に動くなよ」
《・・・はい》
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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません!ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします! (2016年10月1日 19時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです!更新頑張ってください!!応援してます! (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢雫 | 作成日時:2016年6月18日 22時