メロディー２ ページ4
天「・・・・は？」
「あ！す、すみません！あの、その、えっと・・・」
突然「見えるんですか？」とか言っても意味わかんないよね！？すみません！
天「・・・・頭大丈夫？」
「だ、大丈夫です！」
ついに頭のおかしい子みたいな目で見られた！
天「・・・ここで何してるの？ここテレビ局のスタジオなんだけど。君、見たところ関係者じゃないよね？」
「あ、は、はい・・・じ、実は、私もなんでここにいるのかわからないんです・・・」
天「は？」
うぅ・・・言葉よりも実際に見てもらった方がいいかな・・・
「え、えっと・・・失礼します！」
私は思いっきりその人の体に向かって腕を出した。すると
天「・・・・・・・え」
先ほどと同じようにその人の体を腕が貫通した
「あの・・・わ、私・・・・幽霊・・みたいなんです・・・」
その人は一瞬、この世のものとは思えないようなものを見た、という顔をして
天「・・・だいたいわかった。君は本物の幽霊で何故かここにいる、と」
「そ、そうです！・・・あなた以外には見えていないようで・・・」
というかすごく綺麗な人だなぁ・・・声は少し低いけど、女性・・・だよね？ボーイッシュでかっこいいなぁ・・・モデルさんかな・・・
天「・・・なるほど。だいたいは理解した。僕は九条天。アイドルをやってるよ」
僕？僕っ子なのかな？
「は、はい！私は・・・えと、幽霊、です？」
天「・・・君、名前ないの？」
「お、思い出せなくて・・・」
天「そっか」
「お、思い出したら真っ先に言いますね！九条さん！」
天「・・・天」
「へ？」
天「僕の名前は天だよ。ほら、呼んで」
「え！？えっ・・と」
天「それから敬語なし。僕、仕事とプライベートは分けるから」
「は、はい！じゃ、じゃあ・・・よろしくね。天ちゃん」
天「・・・・・・は？」
「・・・え？」
天「・・・なんでちゃん付けなの？」
「え、い、嫌でした・・・？」
天「別に、嫌って訳では無いけど・・・普通男にちゃん付けする・・・？」
「へ？すみません。最後の方聞き取れませんでした」
天「別に。じゃあ、僕は撮影行ってくるからそのへんで待ってて」
「は、はい！」
待ってていいんだ・・・・
今だけ、人に見えなくてよかった
緩んだ顔を見られないで済むから
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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません！ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年10月1日 19時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2016年6月18日 22時
