メロディー１２ ページ14
あれからオムライスを作って、ふたりで食べて、おやすみを言って自分の部屋に入った
「・・・・天くん、どうしたんだろ」
オムライスを食べてる時、心做しか寂しそうだった
弟さんのこと考えてたとか・・・？もしくはオムライスに何か思い出が・・・？・・・はっ！もしかしてオムライスがまずかったとか！？
・・・いや、私も食べたけどまずくはなかったしなぁ・・・・
「・・・っ〜〜〜！あーーっ！考えてもわかんない！」
やめよう！考えるのは無理！人の心の中まではいくら考えてもわからん！
「よし、とりあえず書き出しとこう」
そう、実は天くんと出会ったあの日から、私は日記を書いている
日記帳は天くんにもらったものでただのノートなんだけど・・・
「・・・でも、私の大切な思い出だよね・・・・」
記憶も無くて一人ぼっちだった私に、天くんが手を差し伸べてくれた
「・・・・・ありがとう」
ポツリ、と呟いた
「そろそろ寝ようかな」
私は布団の中に潜った。・・・けど
「・・・やっぱり弟さんが気になるなぁ・・・」
天くんの悲しそうな顔。『昔は』と言う言葉。過去形だったことを踏まえると・・・
私は一つの答えにたどり着いた
「・・・もしかして・・・・弟さん、お亡くなりに・・・！？」
そうだったのか・・・
だからあの悲しそうな顔。きっと弟さんのこと思い出してたんだろうなぁ・・・・
「やばい・・・涙出てきた・・・・・・」
あまり、弟さんの話題には触れないようにしよう
そしてまたオムライス作ってあげよう
そう、密かに決意したのだった
・・・・次の日、砕け散るとも知らずに
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夢雫(プロフ) - 來飛さん» 返信遅くなってしまいすみません！ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年10月1日 19時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
來飛 - とても面白かったです！更新頑張ってください！！応援してます！ (2016年9月6日 8時) (レス) id: 1f9f56f521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2016年6月18日 22時
