通じあった思い ページ33
長いようで短い沈黙を破ったのは翔くんだった
翔「・・・おい、起きてんのか？(人１)｣
絶対怒ってるーーー！！
私は視線にいたたまれなくなり、布団を深く被って顔を隠した
翔「あ！やっぱり起きてやがる！！おい！どっから聞いてたんだ！？｣
「ご、ごめんなさい・・・えと、トキヤくんの告白あたり・・・から・・・｣
翔「・・・そんな前から起きてたのかよ・・・｣
「・・・・翔くん、わ、私のこと、好きって本当ですか？｣
翔「！！｣
私は震える声で翔くんに問いた
翔「あぁ、好きだよ｣
「っ！！｣
それを聞いた瞬間、私の瞳から涙が溢れた
翔「・・・おい、布団から出ろよ｣
「む、無理・・・！｣
翔「は！？なんでだよ！｣
「だっ、だって、今、変な顔して、るもん！｣
そう伝えるとため息が聞こえてきて
翔「・・・俺はアイドルで、恋愛禁止で、お前にこの気持ち伝えてもお前の重荷にしかならねぇと思ってた｣
「っ！そんなこと・・・・！｣
翔「あ、出てきた｣
「・・・あ｣
勢い余って布団から飛び出てしまった
翔「・・・確かに寝てたから髪の毛ボサボサでヨダレのあとついてんな｣
「え！？｣
私はサッと口元を隠した
翔「プッ・・・嘘だよ。ついてねぇって｣
「しょっ、翔くん！！｣
翔「・・・(人１)｣
翔くんに真面目なトーンで話しかけられてドキッとしてしまった
翔「順番が逆になっちまったけど・・・(人１)、お前が好きだ。俺と付き合ってください｣
「ーーーーっ！｣
私はどれだけこの言葉を待ち望んだのだろう
翔「返事は？｣
「ーーーっ、はい、はいっ！！わ、私、も、翔くんの、事がっ、好きっ、ですっ！！｣
涙としゃっくりでうまく伝えられないけどちゃんと、伝えられた
翔「ぷはっ！泣きすぎだって！｣
「だってぇぇぇぇ！！うぇぇぇぇぇ！！｣
翔「おー、よしよし｣
翔くんが頭を優しく撫でてくれる。それだけで安心出来てしまう
最後にはどちらともなく笑い出して笑顔だった
私の初恋が実った瞬間だった
そして私は今日、翔くんの彼女になった
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夢雫(プロフ) - フィルさん» 先程続編を作りました！よかったら見てください！！ (2016年2月5日 17時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続編楽しみにしています。頑張ってください。 (2016年2月4日 22時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» ありがとうございます！続編はもう少ししたら出したいと思います！ (2016年1月26日 12時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続き、とても気になります。続編頑張ってください。 (2016年1月25日 23時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» 本当ですか！？ありがとうございます！いえいえ！よくコメントして下さりありがとうございます！とっても嬉しいです！(^^) (2016年1月13日 22時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2015年9月25日 19時
