雨音〜トキヤside〜 ページ26
嶺「トッキー！何してるのー？」
ト「寿さん。これからランニングに行こうと思ったのですが・・・」
窓の外に目を移すと
嶺「あちゃー・・・土砂降りだねぇ」
ト「えぇ、ですからこれからお風呂にー・・・」
嶺「ん？どったの？トッキー」
ホテルの庭に目を移した瞬間、誰かが視界に映った
ト「・・・寿さん、あれ・・・」
嶺「んー？・・・え。誰かいる」
この土砂降りの中・・・一体誰が・・・？
目を凝らしてその人物を確認した瞬間、目を疑った
ト「桜野さん！？」
嶺「え！？(人１)ちゃん！？」
私と寿さんはロビーを通って庭に走っていきました。そして、たたずんでいた桜野さんを引っ張った
ト「桜野さん！何をやってるのですか！？」
「・・・・トキヤ・・・くん・・・？」
ト「！！？」
雨のせいではっきりとはわからないけれど、多分、泣いていました
嶺「トッキー！(人１)ちゃん！とりあえずホテルに！！」
ト「はい！」
私は桜野さんを引っ張って無理矢理連れていきました
ホテル inロビー
ト「・・・桜野さん、何をやっていたんですか？」
髪や服を拭きながら桜野さんに問いかけました
「・・・なんでもないよ」
いつもの元気がない・・・何かあったんでしょう
ト「・・・なにがあったのかは知りませんが、土砂降りの中、たたずんでいたら肺炎になってもおかしくないんですよ！？」
「・・・・ごめんなさい・・・」
嶺「まぁまぁ、トッキー落ち着いて。・・・でも確かに、トッキーの言ってることは正しいよ。どんな理由であれ、大雨の中にいるのは同意できない」
「・・・はい」
ト「それで、どうして土砂降りの中立っていたんですか？」
「・・・・わからない。気がついたらあそこに立ってた」
嶺「・・・翔たんのことでまた何かあった？」
《ピクッ》
桜野さんが小さく反応した
嶺「やっぱりか・・・翔たんと、喧嘩でもした？」
「・・・いえ・・・私が・・・見ちゃ、いけないものを、見ちゃっ、たから・・・」
そう言った桜野さんの瞳から涙が落ちた
すると、寿さんが桜野さんに
嶺「・・・ねぇ、(人１)ちゃん。前に僕が言ったの覚えてる？『もしもこれから何かが起こっても気持ちが変わらなかったら正直になった方がいいよ』って」
「はい・・・」
嶺「僕は今がその時だと思う。・・・(人１)ちゃんの答えは？」
そう言うと桜野さんはゆっくり口を開いた
「私・・・はーー・・・」
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夢雫(プロフ) - フィルさん» 先程続編を作りました！よかったら見てください！！ (2016年2月5日 17時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続編楽しみにしています。頑張ってください。 (2016年2月4日 22時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» ありがとうございます！続編はもう少ししたら出したいと思います！ (2016年1月26日 12時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続き、とても気になります。続編頑張ってください。 (2016年1月25日 23時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» 本当ですか！？ありがとうございます！いえいえ！よくコメントして下さりありがとうございます！とっても嬉しいです！(^^) (2016年1月13日 22時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2015年9月25日 19時
