雨音 ページ25
あれから夜になって私はホテルの部屋にいた
「春歌遅いなぁ・・・・・」
春歌がジュースを買いに行ってからもう１５分も経ってる
「ちょっと様子見に行こう」
私は自販機のある場所へ向かった
「えーと、たしかこっちに・・・」
すると、自販機の方から春歌の声がした
「あ、いた。はるー・・・・」
春「翔くんのことが好きなんです！」
ーーーーーーーえ？
一瞬、頭が真っ白になった
春歌が、翔くんを、好き？
春「翔くんは、どうなんですか？」
翔「・・・・・俺も、好きだ・・・」
「ーーーーーーっ！」
春歌は、翔くんが好きで
翔くんは、春歌が好きで
それを理解した瞬間、全身が震えだした
震える体で唯一出来たことはゆっくりその場を離れることだけだった
私はとにかく歩いて気がついたらホテルの庭に出ていた
昼間の天気が嘘のように大雨が降りだした
私は部屋に戻ることも傘を持ってくることもせず、ただ、立ち尽くすことしか出来なかった
どうして神様は残酷なんだろう
「こんな・・・・こんな辛い気持ちになるくらいなら、出会いたくなかった・・・・！」
こんな悲しい涙を流したくなかった
こんな悲しい気持ちになりたくなかった
こんな悲しい未来なんて見たくなかった
「こんなに辛くて痛くて悲しいなら、もう恋なんてしたくない・・・・・！」
私の言葉は誰かに届く前に雨音にかき消されていった
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夢雫(プロフ) - フィルさん» 先程続編を作りました！よかったら見てください！！ (2016年2月5日 17時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続編楽しみにしています。頑張ってください。 (2016年2月4日 22時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» ありがとうございます！続編はもう少ししたら出したいと思います！ (2016年1月26日 12時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続き、とても気になります。続編頑張ってください。 (2016年1月25日 23時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» 本当ですか！？ありがとうございます！いえいえ！よくコメントして下さりありがとうございます！とっても嬉しいです！(^^) (2016年1月13日 22時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2015年9月25日 19時
