過去の記憶 ページ18
〜１０年前・春〜
「ひっく・・・ひっ・・く・・・」
お兄ちゃんのばか・・・
私が手に持っているのはおばあちゃんにもらったキーホルダー。だけどお兄ちゃんが壊してしまった
『なんでキーホルダー壊したの！？』
兄『あ、いや、ちが・・わざとじゃ・・・』
『お兄ちゃんのばかっ！！』
兄『なっ！！・・・もういい！勝手にしろっ！』
『勝手にするよっ！』
そう言って家を飛び出してきた
「わざとじゃないのはわかってるけどさ・・・」
私は桜の木の下で座りながら
「お兄ちゃんのばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
？「うおっ！」
「！？」
私の後ろで誰の驚いた声がした
振り返ると、そこには金髪の男の子がいた
「誰？」
？「あ、いや、今そこ通りかかって・・・どうしたんだ？あんな大声だして・・・」
私はなんとなく、その男の子に今まであったことを話した
？「そっか・・・でも、やっぱり仲直りした方がいいと思うぜ。せっかく兄妹なんだしさ」
「うん・・・」
？「あ！そうだ！」
男の子はポケットからピンクのうさぎのストラップを取り出した
「わぁ！かわいい！」
？「男にピンクは似合わないからな！お前にこのキーホルダーやるよ！だから元気だせ！あと・・・もう泣くな！！」
「うんっ！ありがとう！！私、お兄ちゃんの所行ってくる！」
？「おうっ！頑張れよっ！」
「うん！」
私は桜の木の下から少し歩いてから
「あ！ねぇ！あなたの名前はーーー・・・」
振り返ると、男の子はいなくなっていた
「あれ・・・・・？」
すると向こうから
兄「おーいっ！(人１)ーー！！」
「あっ！お兄ちゃん！」
兄「ったく・・・どこいってたんだよ・・・」
私は少し考えてから
「ひみつ！」
兄「はぁ？なんだよそれ・・・」
「それより、ね！早く帰ろ！」
兄「へいへい・・・ったく、探し回ってた俺がばかみてぇじゃん・・・」
「え？なに？聞こえない」
兄「なんでもねぇよ！」
「ようやくばかって認めたの？」
「お前どうでもいいとこだけ聞いてんのな！？」
私はもう一度桜を見た
また、あの男の子に会えるといいなぁ・・・
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夢雫(プロフ) - フィルさん» 先程続編を作りました！よかったら見てください！！ (2016年2月5日 17時) (
レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続編楽しみにしています。頑張ってください。 (2016年2月4日 22時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» ありがとうございます！続編はもう少ししたら出したいと思います！ (2016年1月26日 12時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
フィル - 続き、とても気になります。続編頑張ってください。 (2016年1月25日 23時) (レス) id: a1e4809a53 (このIDを非表示/違反報告)
夢雫(プロフ) - フィルさん» 本当ですか！？ありがとうございます！いえいえ！よくコメントして下さりありがとうございます！とっても嬉しいです！(^^) (2016年1月13日 22時) (レス) id: 45c9c3c70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢雫 | 作成日時：2015年9月25日 19時
