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#32「独占欲」 ページ37

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皆さんが用意してくれたパーティは楽しくて、でも楽しい時間は直ぐに終わってしまう



気付けばもう日は落ち暗くなりかけていた






貴「今日は本当に有難う御座いました」





もう一度改めてお礼を言うと皆さんは優しく微笑んでくれた





与「ほら太宰が待ってるよ、楽しんできな?」




与謝野さんは少しニヤリと笑う






貴「なっ………し、失礼します!」






からかわれた……

太宰さんはもう出口で待っていて私の姿を見つけると手を差し出す




当たり前の様に手を握れる幸せを噛み締めながら帰り道を歩いた








帰ってきてからお風呂に入りリビングでテレビを見ていると、何時もは寝室に入ってしまう太宰さんが私の隣に座った



近くてドキドキして太宰さんの大人な香りが鼻を霞む







太「今日…敦くんの手、触ったでしょ」



貴「今日、ですか?」






手なんて触ったっけ…

必死に記憶を呼び起こそうとすると…


あ、あの時かな?





敦『っ……ですが……え』



貴『私が云うよ』




あの時は咄嗟に敦くんの手触っちゃったんだよね





貴「って何で知ってるんですか!」


太「だって入社試験だよ?監視するくらい当たり前じゃあないか」




よりによって太宰さんが見ていたとは…







太「其れでさ気に食わないなぁって思ったのだけど…」




貴「気に食わない…って…若しかして嫉妬、とかだったりしますか?」






若しそうなのだとしたら少し嬉しい

ニヤけそうになるのを頑張って抑える状態だ





太「何でそんな嬉しそうなの」


貴「だって…太宰さんがそう思ってくれるの嬉しいですよ…」





私は嬉しい反面太宰さんは不服そう


でも其の表情は直ぐに何かを企んだような顔になり綺麗な顔立ちの顔がずいっと近づいた






太「ふぅん…なら其の分

今はAちゃんを独り占めにして善いよね?」





貴「ちょっ……ださいさっ…んッ」






いきなり唇を重ねられたと思えば太宰さんの舌が唇を割って侵入してくる




貴「んッ……は…」


太「Aちゃん、私は君の事で頭がいっぱいなのだよ…だからあんまり他の男に触られて欲しくない…私の云いたい事、判る?」






漸く離してくれて太宰さんは寂しそうに呟いた



貴「はぃ…気を付けます…」




素直に頷けば太宰さんは満足したように唇をもう一度重ねた



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牛乳内容(プロフ) - はーい!お師匠さま! (2017年8月24日 13時) (レス) id: a3a26c06ed (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - 牛乳内容さん» ありがと〜!!すっごい嬉しい…!次回作楽しみにしててねw (2017年8月24日 13時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)
牛乳内容(プロフ) - お疲れさまです 次回作楽しみにしてます。(゜∀゜)こちらこそありがとうございました( ´艸`) (2017年8月24日 13時) (レス) id: a3a26c06ed (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - 秋桜さん» ありがと〜!これが私の限界だ( ˙-˙ ) (2017年8月23日 10時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - 恋羽さん» 完結おめでとぉぉぉぉぉ(´∀`*)リクの後半楽しにしてるね♪存分にエロくして下さい(*^^*) (2017年8月22日 22時) (レス) id: 2e1af1fbd5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋羽 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年5月26日 21時

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