不揃いな瞳の見つめる先は (ページ10)

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レ｢おい、起きろ｣

私｢んー？｣

レ｢おい｣

私｢んー、｣

レ｢おいマジで起きろ｣

私｢うーん…｣

コイツ寝起き悪すぎだろ
仕方ねぇ…

レ｢おい！！起きろ！！！｣

私｢うわぁ！？｣

レ｢いって！｣

顔を近づけて大声を出すと

起きたは良いがそのままものすごい勢いで
起き上がって来たので思いっきり
頭突きをされた

私｢あいててて…｣

レ｢悪ぃ…大丈夫か？｣

私｢あたしは大丈夫…ってわぁぁぁ！レイ！？

おでこ赤いよ大丈夫！？
ごめんねあたしが起きなかったから！｣

額赤いのはお互い様だ

レ｢俺は大丈夫…ﾌｯw｣

『大丈夫？おでこ冷やすの持ってくる！？』
とか言って慌てふためいてるシホ
面白すぎだろw

私｢えちょ何笑ってるの！？｣

レ｢お前w俺の心配しすぎだろw｣

私｢え、だって！起こしても起きなくて
挙句の果てに頭突きされるとか最悪じゃない！？｣

確かに最悪だ…だけどな

レ｢まぁ、シホならいいよ。
こういう時間、俺は嫌いじゃねぇし｣

私｢…!!、そっか！｣

レ｢エマもノーマンも、もう森行ったぞ｣

私｢マジか！じゃ行こ！｣

レ｢おう｣

今では俺が手を出さなくても
すんなりと手繋いでくれるんだな

幸せだな