第50話し ページ16
私Side
え、混ぜてって言った？なんで？
私｢あのー、いきなり出てくると
かなり怖いんですけど？｣
みんなあたしの後ろに隠れてるし…
あたしもぶっちゃけ怖いぃぃぃ！！
レ｢おい、大丈夫か｣
私｢あ、レイ！なんか鬼ごっこ誘われた｣
レ｢何もされてないか？｣
私｢大丈夫よん｣
あれ、レイ本読んで無かったっけ？
いつの間に来た？
ク｢やーねぇ、大事な『子供たち』に
なにかする訳ないじゃない｣
言い方怪しすぎだろ
私｢えっと、とにかくエマ達と合流して
お話してもよろし？｣
ク｢ええ、いいわよ｣
私｢ありがと。じゃ、みんな着いてきてねー！｣
｢｢｢はぁーい！｣｣｣
こうしてレイに手を引かれるがまま
エマとノーマンの元へ向かう
捕まる直前だったのか一緒にいてくれたので
探す手間が省けた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
レ｢で、どういう事だ？｣
レイがクローネに向かって聞き返す
ク｢どういう事もなにも、そのままの意味よ？
みんなと仲良くなりたいの。
鬼ごっこしましょう？｣
いやいや怪しすぎでしょ！？
満面の笑みで手合わせちゃって！？
マジで怖いんだけど？
エ｢シホ大丈夫だった？何もされてない？｣
エマが心配そうな顔で聞いてきた
私｢うん、ちょっと怖かったけどね…
イベット達も大丈夫だったよ！！｣
エ｢そっか、なら良かった！｣
レ｢しかし、なんだこいつ
邪魔しに来たか？もしくは調べに…｣
ノ｢問題ない、何も出ないよ。
僕らは皆レベルの高い鬼ごっこで
遊んでいるだけ。邪魔されることもない｣
そう、これは訓練じゃない
ただの『レベルの高い鬼ごっこ』
そう自分に言い聞かせて
そういう自分を演じないと
エ｢『チャンス』だよね！敵を知るチャンス！｣
レ｢ああ、そうだな｣
ク｢勝負の時間は20分。私が鬼よ
みんな逃げ切ってね♡｣
私｢やってやんよ！｣
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作者名：しほなんです | 作成日時：2024年3月19日 22時
