第49話 ページ13
私Side
さて、発信機の事はレイに任せたし
後問題は…
ノ｢じゃあ後は、全員を連れ出す方法だね｣
レ｢みんなママを信じきってる事と
多分真実に耐えられないことが問題だな…｣
エ｢やっぱり『嘘をついて連れ出す』
とかになっちゃうのかな…｣
嘘かぁ、家族に
嫌だな
エマも嫌なんだろうな
しゅんとしちゃってる
レ｢問題はまだあるぞ。単純な能力的不足｣
私｢どストレートすぎない？｣
もうちょっと言い方考えようかレイくん？
レ｢じゃあ、足でまとい｣
私｢うん悪化してるね｣
エ｢レイ!!｣
そう言って勢いよくレイにボールを投げた…が
あっさりキャッチしてしまった
私｢当たればよかったのに｣
レ｢あ？｣
私｢なんでもございません｣
睨むなよ怖いな
レ｢でも事実だろ？運動が苦手な奴もいるし
ロクに歩けない赤ん坊もいるんだぞ｣
私｢まぁ、確かに…どうしよ｣
身体能力なんてそう上がるものじゃないしなぁ…
でも無理な訓練はさせたくないし
エ｢それについては考えた！｣
ノ｢えっ？｣
エ｢良さそうな案があるの！｣
エマが提案なんて珍しいな
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レイSide
マ｢あら、今日もまた1人で読書なのね｣
ママが数人の子供を連れて話しかけてくる
レ｢まぁな｣
マ｢みんなは？｣
レ｢さぁ、森で鬼ごっこじゃない？｣
マ｢シホも？｣
レ｢あぁ、一緒にやってるだろ｣
マ｢じゃあ混ざってくればいいのに｣
レ｢なんでだよ｣
マ｢少しでも一緒に居たいんじゃないの？｣
レ｢っせーな｣
マ｢ふふ、図星ね｣
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作者名：しほなんです | 作成日時：2024年3月19日 22時
