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ノ｢でもどうする？切開して調べるにしても…｣
私｢絶対バレそう
ママいっつも髪かきあげてくるし｣
エ｢今までもずっと見てたのかな…私達の耳｣
レ｢かもな｣
なんか悲しくなってきた
あたしあれされるの結構好きなんだけどなぁ
私｢ぬかりないねぇ〜、まぁママだから当然か｣
レ｢まぁでも、個人の信号は特定できないし
『確認』なしには位置も分からない
門や塀に近づいても通知1つしない｣
私｢なんか、ゆるいね？｣
エ｢でも埋めてるってことは…｣
ノ｢発振器さえ健在なら、どこまでも
追える自信があるんだろう。
例え塀や門を超えたとしてもね｣
執着心やべぇな
私｢ということは、通知があったとしたら
壊された時に…？｣
ノ｢その可能性はあるね｣
レ｢ママが俺らに発振器の存在を
教えた点を考えると、簡単には否定できねぇな｣
私｢じゃ、壊すとしたら脱獄ギリギリの時？｣
レ｢そういうことになるな｣
エ｢えぇ！？じゃあどうやって壊し方を…？｣
レ｢それなんだけど、この『形』と『大きさ』に
ちょっと思い当たることがある
この件は俺に任せてくれないか｣
私｢本にでも載ってたの？｣
レ｢…あぁ、まぁそんなところだ｣
いやどんな本読んでんだよ
私｢さすが本の虫｣
レ｢それ褒めてんのか？｣
私｢しらね｣
レ｢おい｣
まぁ褒め言葉として受け取っといてくださいな
ノ｢…いいの？｣
レ｢あぁ｣
エ｢レイが言うなら、じゃあ任せた｣
私｢よろしくれよん｣
レ｢はいはいクレヨン｣
私｢レイがノるなんて珍しい…
明日槍降るかもしれん｣
レ｢もうノらんぞ｣
私｢すみませんでした｣
冗談なんだろうけど冗談に見えないのよ！
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作者名：しほなんです | 作成日時：2024年3月19日 22時
