マネージャー (ページ47)

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知ってしまった過去ページ47

私の携帯をじっと見ているテヒョンから、携帯を取り上げる。

貴｢なんで勝手に見てるの！｣

TH｢………み、…ミアネ…｣

しゅん、とした顔で謝ってくるテヒョン。

貴｢…………病気の事、知ったの？｣

TH｢う………ん、｣

貴｢言っとくけど、今は違うよ。前の話だから…。｣

TH｢前、びょーき、だった…の？｣

もうバレてるなら仕方ない、と諦めて
私は口を開いた。

貴｢うん…。

私、高校でダンス部入ってたんだけど、2年にあがった頃から急に倒れたり…熱が出やすくなったりして、、、

それが結構続いて、流石に変だな、って思って病院行ったら、案の定病気でさ、ここ来る少し前までずっと薬飲んでて、やっと良くなったってかんじ。｣

ちら、とテヒョンを見ると
眉毛が下がって、口はへの字になり、
普段しない悲しそうな顔をしていた。

TH｢しんど、かった…ね。｣

そう言って、優しく抱きしめてくるもんだから、持っていた携帯を落としそうになった。

貴｢…

テヒョンは、抱きしめるの好きだよね。｣

TH｢へへ、うん、すき。

Aのこと、ぎゅってするの…すき。｣

ごつごつしてるけど、大きくて安心するテヒョンの手で頭を撫でられ、私の顔はりんごみたいに真っ赤になっていた。