マネージャー (ページ43)

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けじめページ43

パンPDに釘を刺された日から、一週間後。

私はスヒョンから会おうというメールをもらい、出掛けていた。

貴｢スヒョン久しぶり、だね？｣

ス｢うん、すごく会いたかった。

Aは…何してたの？｣

貴｢私はマネージャーの仕事で忙しかったかな？笑
この前日本でライブもあったから、バタバタしてたんだ。｣

大変だね、と言って頭をぽんぽんされた。

こうやって優しくしてくれるのは嬉しいけど…

貴｢スヒョン、この前私に一目惚れしたって言ってくれたよね。｣

ス｢うん…。もちろん今も好きだし、僕の気持ちは変わってないよ。｣

貴｢その気持ちは…嬉しいんだけど……ごめんなさい。｣

ス｢…え……どう、して？｣

貴｢私ね、今はマネージャーの仕事頑張りたいの。ダンスコーチもしてるし、。それに、、、｣

パンPDに言われて思った

アイドルを支えるのにはそれなりの覚悟が必要だって。

少し肩を抱いたくらいであれだけ写真を撮られるテヒョンに比べたら容易いこと。

貴｢私だけ恋愛して、浮かれちゃうのは嫌なの。だから、ごめんなさい。｣

私の言葉に傷ついた様な顔をしているスヒョン。

ス｢そっか……。

偉いね、Aは。僕よりも年下なのに、ちゃんと自分の意志を持ってる。

…応援、してるよ

またどこかで会ったら、話し掛けて。

きっとまだAの事好きだと思うから。

じゃあ…ばいばい。｣

それだけ言うと、席を立って去っていった。

"好きになってくれて…ありがとう"

そう呟いた私の声は、スヒョンに届いたかな。