マネージャー (ページ38)

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言いかけたコトバページ38

貴｢はぁ…｣

部屋に戻った私は、さっきのテヒョンの顔が忘れられなかった。

貴｢勘違いしてるよね絶対…｣

テヒョンが私の首もとを撮って見せてきて、初めて気付いたあのキスマーク。

私、そんな事する人いないし、
第一された覚えはない

昨日の出来事を除けば。

昨日の夜、テヒョンに抱きつかれた後に、チクッとした痛み。

絶対あの時だよね。

テヒョンは酔ってて覚えてないし、恥ずかしくて言えなかった

どうしよう、気まずいなぁ…と思っていたら部屋のドアが開いて、テヒョンが入ってきた。

貴｢あー…テヒョ…｣
TH｢ねぇ…｣

貴｢…な、に？｣

TH｢……きすまーく、だれ、に…つけられたの？｣

今度こそちゃんと言おうと、意を決してすべて話した。

TH｢え！！！！
それ、つけたの…ぼく！？｣

貴｢そうだよ｣

話し終えると、びっくりした様子のテヒョン。

貴｢酔ってて覚えてないだろうけど、テヒョンがつけたんだよ。

朝、抱きしめられてたのもそう。
部屋に着いて急にテヒョンが抱きしめてきて、私も疲れてたからそのまま寝ちゃったの。｣

あんぐりと口を開けて、私を見つめてくる。

TH｢미안하다(ごめんね)…｣

貴｢うん？｣

TH｢あー…ごめん、、、かんちがい、して…｣

貴｢っううん、私こそごめん、さっきちゃんと言ってあげられなくて。｣

私がそう言うと、一歩近付いてぎゅっとテヒョンに包まれた。

TH｢ぼく…Aのこと、、、｣

貴｢…？私がどーかした？｣

テヒョンは開いた口を閉じて、口をつぐんだ。

TH｢へへ、なんでも…ないよ。｣

その顔は、どこか寂しそうに見えた。