マネージャー (ページ16)

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異変ページ16

テヒョンの謎の行動から数週間後、
ダンスコーチの仕事に慣れてきた私は
いつも通り皆に教えていた。

貴｢今日は、明後日のコンサートに向けて最終確認するから、１回全部通しでするよ！

水分取ったら準備してー！｣

皆、私が多少早口で話しても聞き取れるくらい、日本語の方も上達していた。

〜♪

曲を探し始めるとガラッと変わった空気に、見ているこっちも緊張する。

三曲目に差し掛かったところで、ジョングクが少し遅れていた。

貴｢ジョングク！皆と少しズレてる！
そこのカウントしっかり合わせて！｣

すかさず注意すると、はい！と、返事が返ってくる。が、、、

私は少し違和感を感じた。

(ジョングクの動きが明らかに鈍くなってる。)

ジョングクのいつもの練習を見ていれば、その差は歴然だった。

(…体調悪いのかな？後で聞いてみよう…)

その後もジョングクのミスは多々あって、それは黄金マンネらしからぬ姿だった。

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貴｢今日の練習終わり！
宿舎に戻ったら皆に話があるから、リビングで待っててー｣

私が言い終えると、ジョングクはすたすたと練習室を出ていってしまった。

私は慌ててその後を追って部屋を出た。

貴｢ジョングク！！｣

JK｢…どう、したの…？｣

貴｢こっちのセリフだよ！体調でも悪いの？
顔色も良くないし、しんどそう。｣

ふるふると首を振って、大丈夫と言っているがその顔は真っ青だった。

貴｢でも…｣

一応休んだほうがいい、と言おうとした瞬間、

私の目の前にジョングクの胸板が迫ってきた。

(た、倒れてくる！)

どさっっ！

案の定、倒れてきたジョングクの体を支えれず、私も一緒に床に倒れた。

貴｢ジョングク？…ジョングク！｣

揺さぶってみても、反応が無いのでどうやら気を失っているようだった。

貴｢すぐ救急車呼ぶからね｣

私は慌てて救急車を呼んで、ジョングクを病院に行かせた。