幼馴染みの特権 シルクside ページ33
シルクside
女と別れてから、Aの携帯に電話をかけてみても全く出ない。
ったく、自分から"かけてきて"って言っときながら繋がらねーじゃん。
仕方なく俺は自力で探すことにして、近くの公園を通りかかった時、
シ「…は?」
マサイに抱きしめられているAを見つけた。
それを見た瞬間、心が黒く染まっていく気がした。
気がつけば俺は2人の所に走っていた。
シ「おい、何してんだ」
貴「シルクっ!?」
シ「…気安くこいつに触んな。」
マ「そんな事誰が決めたんだよ。」
マサイが見せつけるようにAの肩を引き寄せた。
俺はとうとう我慢ができなくなって、
シ「行くぞ。」
無理矢理、Aの手をとり
マサイを置いて公園から移動した。
お互い、無言のまま歩いていた。
シ「なんで抱きしめられてた?」
貴「あれは……ナンパされた私をマサイが助けてくれて、、、落ち着かせるためにしてくれただけだよ…。」
真面目な顔をして言うAは気付いてないんだろう。
マサイの気持ちにも。
俺の気持ちにも。
シ「お前はもっと警戒心をもて。
こっちが不安になるだろ」
こんな時にも、ぽかんとしているAを可愛いと感じてしまって
思わずくしゃくしゃと頭を撫でた。
貴「気安く触ったらダメなんじゃないの?」
シ「俺はいいの。幼馴染みの特権だからな」
俺はつくづくずるい奴だと思う。
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楓(プロフ) - 和ぴょん(ゝω・´★)さん» はじめまして!そんな事ないですよ!笑笑 まだまだ下手なのでもっと練習したいと思います^^ また機会があれば、続編の方に載せます!! (2017年8月14日 20時) (レス) id: 12eb713b54 (このIDを非表示/違反報告)
和ぴょん(ゝω・´★)(プロフ) - はじめまして!絵がとてもお上手なんですね!とても可愛いから、羨ましいです( ´・∀・`)もっと楓さんの絵がみたいです!ww (2017年8月14日 16時) (レス) id: 80500607b6 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - りんさん» はい!リクエストありがとうございます^^* (2017年6月6日 23時) (レス) id: 12eb713b54 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - シルクとおうちデート読みたいです! (2017年6月6日 21時) (レス) id: 5269751b6b (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - みのりさん» リクエストありがとうございます! (2017年6月6日 21時) (レス) id: 12eb713b54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かえで | 作成日時:2016年11月30日 1時