幼馴染み。

本音 ページ24

貴｢同じの買ったの？｣






レジから帰ってきたシルクは、私に片方のストラップを渡してきた。









シ｢…あー……けーたいに付けるのに良いと思って。｣





貴｢シルクもあんな可愛いの付けるんだね｣






なんとなく可笑しくて、思わず笑ってしまった。








シ｢何笑ってんだよ馬鹿｣



貴｢意外だなーって思って。あ、、、それよりお金、払うよ。いくらした？｣




シ｢別にいーよ、そんな高いもんじゃねーし。｣







シルクはそう言うけど、私は納得がいかなくて不服そうな顔をしたら









シ｢…分かった分かった。じゃあ他の事でチャラにしよ｣




貴｢他のこと？｣








首を傾げる私









シ｢…明日、一日中自由行動だから俺と一緒に観光して。｣






貴｢そんな事でいいの？｣









私はむしろ嬉しいけど……。









シ｢それがいいの。じゃ、決まりな。明日、旅館のロビーで9時に待ってる。｣









それだけ言うとさっと行ってしまったシルク。









私はずっと握っていたストラップを眺める









貴｢…楽しみ。｣









思わず本音がこぼれた。

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